【脳卒中リハビリ!!】 感覚の理解と感覚障害
こんにちは!
マヒリハの佐藤です🌞
脳卒中の後遺症で感覚障害に悩んでいるという話をよく耳にします。
そこで今回は、感覚障害について解説していきたいと思います!!
階層について
感覚は運動に必要なものであり、運動した結果得られる感覚などもあり運動と感覚は切っても切れない関係にあります。
「感覚は脳で感じている!」と、テレビなどでも聞いたことがありますが感覚には3段階の階層があります。
この3つの段階を経て、実際に触っているものが何かわかります。
それでは3つの段階を詳しく解説していきます。
感覚/Sensory
感覚は感覚受容器という器官から感覚神経によって脳に情報が送られる段階です。
この時点ではまだ、何を触っているかなどは判断できません。
神経の情報伝達が感覚の段階というわけです。
知覚/Perception
主な役割は、感覚の性質を判断する段階になります。
例えば物を持った際の知覚では、AとBの重さが違う、材質が違うなどの判断を行っています。
視覚では、色や形などが知覚にあたります。
認知/Cognition
最終的な認知では、知覚で得た情報を総合して持ったあるいは、見たものが何であるのか判断していきます。
赤い、丸い、片手で持てるくらいの重さ、表面はつるつるしている☞”りんご”のように判断します。
感覚には意識できるもの、できないもの、した方が良い場合、しない方が良い場合などがあります。
また自分の体の感覚なのか、外からの刺激に対する感覚なのかも重要になります。
具体的な感覚障害の理解とは
【足が着いている感覚が分かりづらい】
足が床についている際に考えられる感覚
・自分の体の感覚では、足の重さ、足の力がどうなっているか、足の裏は床面に平行になっているのか など
・外部の感覚では、床の温度、材質、硬さ など
これらの感覚が統合され、床に足が着いていると分かります。
まずは自分の足がどうなっているのかを感じれることで、床に対して足をどう操作するかが分かり、着いている感覚が分かりやすくなっていきます。
【力の強弱が分かりづらい】 これは感覚の幅が少ないことが原因になっていることがあります。
力が本来0〜100までコントロールできるとすると、40~60の幅でコントロールしている場合があります。
強弱、左右などはコントロールできる幅が大きいほど感覚は正確になります。
難しのは力を抜くという事で、必ず力をコントロールする際は対象があります。
対象とは体の重さあるいは、抵抗力(摩擦力)などです。
自分の体の重さを捉えられることで、力はコントロールしやすくなります。
まとめ
感覚障害はこの他にもあるかと思いますので、原因などをより詳しく知りたい際はぜひマヒリハへご相談ください。
感覚障害に対するリハビリはセラピストの感覚についての理解と適切な刺激で改善する場合があります。
最後までお読みいただきありがとうございました!!
ブログ監修者
脳梗塞Labo マヒリハ 柏の葉店店長 原田 涼平理学療法士 認定理学療法士(脳卒中)
脳梗塞Laboマヒリハ柏の葉店店長の原田です。地域でお困りになっている方や不安を感じている方を一人でも多く救えるよう、保険外だからこそできる量と質を担保したリハビリを行っております。リハビリをご希望の方はお気軽にご連絡ください。
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