【お家の環境をチェック!!】 パーキンソン病 生活で注意すべき3つのこと
ブログ監修者

脳梗塞Labo マヒリハ 柏の葉店店長 原田 涼平理学療法士 認定理学療法士(脳卒中)
脳梗塞Laboマヒリハ柏の葉店店長の原田です。地域でお困りになっている方や不安を感じている方を一人でも多く救えるよう、保険外だからこそできる量と質を担保したリハビリを行っております。リハビリをご希望の方はお気軽にご連絡ください。
ご自宅で安心・快適に過ごすために―パーキンソン病とともに暮らす生活環境の整え方
こんにちは、マヒリハの原田です。
パーキンソン病に関する情報は、近年徐々に増えてきました。特にリハビリの重要性については、多くの方に知られるようになっています。
でも、こんな疑問はありませんか?
> 「自宅でどんなことに気をつければいいの?」
> 「病院では教わらなかったけど、日常生活で困っている…」
実はこの“在宅での暮らし方”にフォーカスした情報は、まだまだ不足しているのが現状です。
そこで今回は、パーキンソン病の方が“ご自宅で安全に、そして前向きに”暮らすためのヒントをお届けします。
1.パーキンソン病と生活環境 ― 意外と知られていない「家の中のリスク」
パーキンソン病では、動きのスムーズさやバランス感覚が低下することで、ちょっとした段差や障害物が大きな事故の原因になります。
たとえば…
・夜中にトイレに向かう途中でふらつく
・狭い廊下で方向転換がうまくできず転倒する
・玄関で靴を履くときに後ろへ倒れてしまう
こうした“家の中”で起きる転倒や事故は、未然に防ぐことができます。
大切なのは、「動きやすく、わかりやすい」環境を整えること。
2.暮らしの中でできる3つの工夫
✔ 手すりや滑り止めで“転倒予防”
階段、トイレ、浴室などには**手すりの設置**を。
洗面所や玄関には滑り止めマットで足元の安定を。
ちょっとした支えが、転倒を防ぐ大きな安心につながります。
✔ 通り道は“シンプルに”
通路に物が置かれていないかチェック!
座る場所・立ち上がる場所の周りは広く保つのが理想です。
パーキンソン病の方は、動きに集中する必要があります。
そのため、「視界に余計なものがない」ことが動作の安定に直結します。
✔ “目印”で一歩をサポート
「すくみ足」という現象をご存じですか?
歩きたいのに、足が出ない。そんな状態を指します。
特に…
歩き始め
向きを変えるとき
狭い場所を通るときなどに起こりやすく、転倒のリスクにもなります。
対策としてオススメなのが、床に目印をつけること。
床にカラーテープを貼り、ここをまたぐ!という合図を作るだけでも、スムーズな動作を促すことがあります。
3.“支える”のは環境だけじゃない ― 家族の理解が力になる
環境整備と同じくらい大切なのが「ご家族のサポート」です。
パーキンソン病の方は、自分の身体の変化を受け入れるまでに時間がかかる方もいます。
また、リハビリに対して前向きになれない方も少なくありません。
そんなときは、まず話を聞いてあげてください。
焦らなくていいんです。
「いまの自分をわかってくれている」と感じられることが、希望を取り戻す第一歩になるのです。
4.環境を整えることは、“気持ち”を整えることにもつながる
私たちは、病気に対して“できることを増やす”だけではなく、“安心して暮らせる場を整える”ことも大切にしています。
ご自宅が安心であれば、それだけで「意欲」「活動量」「自信」が自然と湧いてくるものです。
そして、もしも…
・今のお身体にどんな課題があるか知りたい
・どんなリハビリが必要かわからない
・将来的にどうなっていくのか不安
…そんな思いを抱えていらっしゃる方がいれば、ぜひ一度ご相談ください。
当院では、認定理学療法士による評価・アドバイスを通じて、その方に合ったリハビリや生活の工夫をご提案しています。
おわりに ― 暮らしに安心と笑顔を
病気があっても、“その人らしく過ごせる毎日”はつくれます。
ご家庭での工夫は、特別なものではなく、誰にでもすぐに取り入れられることばかりです。
そして私たちは、そんな“ちょっとした工夫”が生活を変えると信じています。
📄 ご希望があれば、
* ご自宅の環境整備チェックリスト
* 安全な生活導線の見直し資料
などもご提供可能です。
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