【あまり知られていない!?】パーキンソン病のリハビリ方法

千葉県柏市のリハビリ施設「脳梗塞Laboマヒリハ柏の葉店」です。こちらのページでは、パーキンソン病のリハビリに関して「パーキンソン病のリハビリ」というテーマでブログを執筆しています。

【あまり知られていない】パーキンソン病のリハビリ方法

こんにちは

いつもご覧いただきありがとうございます。

認定理学療法士のハラダです。

パーキンソン病の改善が実証されているリハビリ方法はご存知ですか?

それは、『LSVT BIG』と『LSVT LOUD』というアメリカで開発されたトレーニング方法です!

リハビリの人でもあまり知らなない方もいらっしゃるので、今回はこれについて概要をお伝えしていきます!

以下の記事でパーキンソン病の概要などについては解説していますので、ご参照ください!

 

パーキンソン病の運動障害について解説

【認定理学療法士監修】パーキンソン病の運動障害を解説!

 

パーキンソン病の一般的なリハビリ

パーキンソン病は症状が進行すると、体が硬くなり、動きが遅くなり、転倒しやすくなります。これらを防ぐために、体力を維持し筋肉や関節の柔軟性を保つことが重要です。

特に『柔軟性を保つこと』は重要です。

体が硬くなると筋肉も動きにくくなります。結果として筋肉が働きにくくなり、転びそうになったり支えられずそのまま転倒してしまうことにつながります。

体を動かす中で柔軟性を保てるよう、日頃から運動習慣をつけていきましょう!

LSVT BIGとLSVT LOUD

この他に、LSVT BIGとLSVT LOUDというアメリカで開発されたトレーニング方法もあります。

LSVT GLOBALのサイト(英語)

これは簡潔に述べると、大きな動きを意識して行うトレーニングで、柔軟性が低下した方などに対して効果があります。集中して大きな動きを繰り返すことで、体の動きやすさの改善につながると言われています。

LSVT BIG(運動障害に対する治療法。動きを大きくする訓練)と、LSVT LOUD (発話障害に対する治療法。声を大きくする訓練)があり、今回は『LSVT BIG』について紹介していきます!

LSVT BIG の内容

LSVT BIGは、体を大きく動かすことを意識するリハビリテーションプログラムです。

パーキンソン病の方は、体の動きが小さくなりがちなため、集中して大きな動きを行うことで、正常に近い動きを獲得していきます。

実施対象となる方は、H&YのステージIIIぐらいまでの方であり、日常生活動作においてほとんど介助を要しない方だと言われています。

※評価については以下の記事にまとめてあります!

【これさえ読めば全てわかる】パーキンソン病の評価

【これさえ読めば大丈夫】パーキンソン病の評価

 

LSVT BIG の効果

研究では、治療を受けたパーキンソン病患者の運動機能の試験成績が改善したことや、治療終了後から16週間後も効果が維持されるなどの報告があります。

また、歩行などについては『歩幅の向上』『歩行スピードの向上』などが認められたりもしています。また、ふらつきの軽減などもみられたなどといった報告もあります。

評価

まとめ

LSVT BIGなどは研究などでも実証されたリハビリ方法とされています。

しかし、そもそもLSVT BIGがお体の状態に合っているのかどうかを確認する必要があります。お体の状態に合わず行っても、悪くなってしまう可能性もあります。

当院でもパーキンソン病の評価は行っておりますので、お体のチェックをご希望の方はご連絡くださいませ。