【パーキンソン病】自宅でのリハビリのメリット・デメリット

こんにちは、マヒリハの原田です!

パーキンソン病は、その後のリハビリテーションに対する理解が不十分な場合があります。

リハビリについては段々情報も増えてきましたが、お家での自主リハビリについてはまだまだ情報が少ないです。

そこで今回は『ご自宅での自主リハビリのメリットとデメリット』について解説していきます!

自宅

パーキンソン病リハビリの基本の考え方

パーキンソン病は運動機能に障害を引き起こし、その影響は日常生活において大きな制約を与えるからです。しかし、リハビリは機能を改善させるだけでなく、『患者さんの日常生活の質を向上させること』が最終的な目標となります。

リハビリについては以下のブログなどで解説していますのでご参照ください!

パーキンソン病について解説

【認定理学療法士監修】パーキンソン病について解説!

家庭での自主リハビリのメリットとデメリット

パーキンソン病のリハビリの目的は、患者さんの運動機能を最大限に改善させ、『自立して日常生活を送れるようにすること』を目指すことです。

家庭でのリハビリのメリット

家庭でのリハビリにはいくつかの利点があります。

まず、家庭でのリハビリはご自宅でリハビリを行うことができるため、実際の生活環境でのリハビリが可能です。

また、家族や介護者のサポートが得られるため、リハビリの成果を促進することができます。

さらに、『通院の必要がない』ため、交通や時間の制約がなくリハビリを行うことができます。

家庭でのリハビリのデメリット

家庭でのリハビリのデメリットは、専門家の指導がないため効果が不十分であることが多くあります。また、今ではYouTubeなどのSNSで自主練習動画が多数掲載されていますが、『ご自身のお体の問題に合っているかどうか』まで判断することは難しいです。

またお家での環境は先ほど述べたようなメリットがある反面、運動を継続する意欲が低下しやすいです。

そして最大のデメリットは、間違った運動が症状の悪化を招くリスクがあることなどが挙げられます。

注意点

リハビリの基本的な考え方

リハビリの考え方にはいくつかのポイントがあります。

まず、『個々の方のお体に合わせたリハビリ』が必要です。それぞれの患者さんは異なる症状や目標をお持ちですので、一人ひとりに合ったアプローチが必要となります。

また、リハビリは継続的なプロセスであり、時間と忍耐が必要です。

急激な進歩を期待するのではなく、『着実な改善』を目指しましょう。

まとめ

以上が、パーキンソン病リハビリの基本に関する概要です。自宅でのリハビリは、患者さんが自分のペースで取り組めるため、効果的な方法として重要です。

一方で、自費リハビリ施設に勤めていると、退院後の利用者様から、

『退院後自宅でできると思ったけどなかなか自分では難しかった』
『この動きで合っているのかわからないため不安』
『自主練習していても段々と動きにくくなってきた』

といった意見が当事者の方から聞かれます。

お体に合わせたリハビリでないと、遠回りになってしまうことも多くあります。

まずはご自身のお体にどんな問題が残っているのかを検査することはいかがでしょうか?