【あなたのお家は大丈夫?】 脳梗塞・脳出血 退院後の生活で注意すべきこと3選

ブログ監修者

脳梗塞Labo マヒリハ 柏の葉店店長 原田 涼平理学療法士 認定理学療法士(脳卒中)

脳梗塞Laboマヒリハ柏の葉店店長の原田です。地域でお困りになっている方や不安を感じている方を一人でも多く救えるよう、保険外だからこそできる量と質を担保したリハビリを行っております。リハビリをご希望の方はお気軽にご連絡ください。

【理学療法士が解説】脳卒中後の在宅生活で本当に大切なこと ~安全・快適・そして前向きに暮らすために~

こんにちは、マヒリハの佐藤です。
脳梗塞や脳出血は、ある日突然、生活を大きく変えてしまう出来事です。

多くの方が、入院中にリハビリについて情報を得る一方で、「 退院後、家でどう過ごしたらいいか 」については、情報が少ないと感じているのではないでしょうか?

そこで今回は、「ご自宅で生活する際に本当に注意すべきこと」を、リハビリ専門職としての視点からお伝えします。

ご自宅で大切なのは「安全」と「快適」の両立

退院後に必要なのは、「もう家に帰れたから安心」ではなく、
“安全に・無理なく・自分らしく暮らしていく”ための環境づくりです。

事故や転倒のリスクを減らし、日々の動作を少しでも快適に。
それは、ご本人の自信や意欲にもつながるとても大事なポイントです。

1.家庭内で最も重要なのは「安全性の確保」

在宅生活において、まず真っ先に取り組むべきは“転ばない・つまづかない”環境づくりです。

具体的なポイント

手すりの設置:トイレ、浴室、階段など動作が不安定になりやすい場所に。
滑り止めマットの使用:お風呂や洗面所など水回りに。
床の段差や絨毯の見直し:つまずきやすいポイントを排除しましょう。

家の中こそ、最も多くの転倒が起こる場所です。
ご本人だけでなく、ご家族や介助者と一緒に「安全な動線」を見直すことが重要です。

2.生活導線を“シンプルに・無理なく”

歩行や移動が不安定な状態では、「少し遠いだけ」でそれが大きなストレスになります。

こんな工夫がおすすめです

よく使う物は手の届く範囲に配置
家具はなるべく端に寄せ、通路を広く確保
段差や狭い場所を避けた動線を考える

ほんの少しの配置の見直しが、「動ける自信」や「疲労の軽減」につながります。

 3.“がんばりすぎない”家事の工夫

在宅生活では「できるだけ自立して過ごしたい」という思いが強くなります。
しかし、無理をすれば逆に疲れや怪我のリスクが増えてしまいます。

家電を活用して「負担を減らす」

乾燥機付き洗濯機で洗濯の手間を軽減
自動調理鍋などで料理の時間を短縮
座ったままで作業できるレイアウトを意識

もちろん、家事そのものが立派なリハビリにもなります。
無理なくできる範囲で、「できた」という実感を積み重ねていくことが理想です。

自宅

4.意外と忘れがち?「家族の理解」こそ最大の支え

環境整備と同じくらい大切なのが、ご家族の理解と関わり方です。

脳卒中の後遺症を受け入れるには、時間がかかることも多いです。
焦りや不安、悲しみを抱えている方も少なくありません。

そんなとき、ご家族が
話をじっくり聞く
本人のペースを尊重する
「できたこと」を一緒に喜ぶ
だけでも、前向きな気持ちになるきっかけになります。

まとめ:安心できる「わが家」で、新しい日常を築くために

脳卒中後の生活は、不安や戸惑いが多くて当然です。
でも、ちょっとした環境の工夫や家族の声かけが、「また一歩、前に進もう」という気持ちを育ててくれます。

そして、私たちマヒリハでは、
お体の状態の評価
ご自宅の生活へのアドバイス
前向きになるためのリハビリ計画のご提案
を通して、皆さまを支えたいと考えています。

「これからの生活、どうしたらいいんだろう?」
そんなときは、どうぞ気軽にご相談ください。

ご予約はお電話、LINE、予約フォームからどうぞ

所在地 〒277-0871
千葉県柏市若柴226-42
中央144街区2 KOIL GARDEN 2F Google Map
受付時間 月、火、水、木、土9:30~18:30
電話番号 04-7197-5090
定休日 日、金、祝