【認定理学療法士監修】反張膝の定義・メカニズムを解説!

こんにちは!

マヒリハの原田です。脳卒中(脳梗塞・脳出血)後の歩行では、膝関節がうまく使えず、スムーズに歩くことができなくなってしまうことが多いです。歩いている際に、膝がうまく使えないと感じたことはありませんか?

この膝が過度に伸びてしまうことを反張膝と言います。

そこで今回は、反張膝の定義とメカニズム:なぜ重要なのか?についてお話していきます。

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【認定理学療法士監修】内反尖足の定義・メカニズムを解説!

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反張膝とは?

反張膝とは、膝関節の曲げと伸展のバランスが崩れて、膝が過度に伸びた状態から曲げられない状態になることを指します。

一般的に、膝が伸展する際に筋肉や腱が過度に引っ張られてしまい、正常な動作が制限される現象です。

 

反張膝のメカニズム

反張膝のメカニズムは、膝関節周囲の筋肉、腱、靭帯、および軟骨のバランスが乱れることによって起こります。この状態では、膝の伸展を制御する筋肉(大腿四頭筋)が弱くなったり、筋肉の柔軟性が低下したりして、膝が伸展しすぎるときに制御する力が不足します。

また、怪我や長期間の不適切な姿勢などが原因で、膝関節の周囲組織に異常が生じることもあります。

車椅子

反張膝はなぜ問題なのか?

反張膝は重要な問題であり、その理由はいくつかあります。

まず第一に、膝関節の安定性を保つためには、正確な筋肉バランスが必要です。反張膝が発生すると、このバランスが乱れ、膝関節の安定性が損なわれます。その結果、膝の怪我や疾患のリスクが増大します。

また、反張膝が継続すると、日常生活や運動のパフォーマンスに支障をきたす可能性があります。姿勢が崩れ、動作の制限が生じることで、日常の活動やスポーツのパフォーマンスが低下することがあります。

 

まとめ

反張膝は膝関節の問題であり、そのメカニズムは筋肉や腱のバランスの乱れによるものです。重要な理由としては、膝関節の安定性が損なわれ、日常生活や運動のパフォーマンスに影響を与える可能性があるためです。

適切な治療や予防策を行うことで、反張膝の問題を解決し、膝関節の健康を維持することが重要です。まずは専門家のいるリハビリにて姿勢を確認し、より負担のかからない体つくりができると良いですね!