【認定理学療法士監修】パーキンソン病の予後を知るということ
ブログ監修者

脳梗塞Labo マヒリハ 柏の葉店店長 原田 涼平理学療法士 認定理学療法士(脳卒中)
脳梗塞Laboマヒリハ柏の葉店店長の原田です。地域でお困りになっている方や不安を感じている方を一人でも多く救えるよう、保険外だからこそできる量と質を担保したリハビリを行っております。リハビリをご希望の方はお気軽にご連絡ください。
【🌿 パーキンソン病の予後を知るということ】
こんにちは!
マヒリハの原田です。
パーキンソン病は、50〜60代での発症が多く、ゆっくりと進行していく病気です。
初期と進行期では症状も、治療法の選び方も変わってきます。
今日は「パーキンソン病の予後」について、現場目線でわかりやすくお話していきます。
🐣 発症初期に見られる症状
パーキンソン病の初期には、こんな変化が現れやすいです。
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安静時に手足が震える(安静時振戦)
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筋肉のこわばり(固縮)
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動きが緩慢になる、動けなくなる(無動)
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片側から症状が始まることが多い
「なんだか右手だけ震える」「体が思うように動かない」
そんな違和感が最初のサインになることも少なくありません。
🌀 中期から進行期にかけて
病気が進行してくると、次第に次のような症状が現れてきます。
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前傾姿勢になりやすい
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表情が乏しくなる(仮面様顔貌)
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文字がだんだん小さくなる(小字症)
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歩幅が狭くなり、小刻み歩行に
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突進歩行(止まれずにつんのめるように歩く)
また、精神面にも影響が出やすく、
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人前に出にくくなる
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うつ状態になる
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幻覚・幻聴が見られる
さらに進行すると、言語障害や認知症の症状を伴うケースもあります。
💊 治療法と「オン・オフ現象」
パーキンソン病の治療の中心は薬物療法。
特に ドーパミン補充 が基本になります。
ただし長期の服用では、こんな特徴が出てきます👇
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効果の持続時間が短くなる
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「オン・オフ現象」が起こる(効く時間と効かない時間が交互に訪れる)
この「波」が患者さんにとってとてもつらく、生活の質を下げてしまうことも。
リハビリや日常生活の工夫とあわせて、うまく付き合っていく必要があります。
🏛️ 公的制度を味方にしよう
パーキンソン病と診断されたら、制度を活用することも重要です。
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所得に応じた医療費助成制度
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介護・福祉サービス(ヤール重症度分類が基準)
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障害者手帳の交付(1級・2級であれば交通機関割引や施設利用の免除など)
「支援が必要になったときに調べる」のではなく、早めに情報を集めることで安心して治療に臨めます。
✨ マヒリハ流まとめ
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パーキンソン病はゆっくり進行するが、段階ごとに症状が変わる
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初期サインを見逃さないことが大切
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中期以降は転倒や精神面の変化にも注意
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薬の副作用やオン・オフ現象に配慮しながら生活を工夫する
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制度やサービスを積極的に活用する
🌱 おわりに
パーキンソン病は、正しい知識と支え合いがあれば、長く生活の質を保つことができます。
「これからどうなっていくんだろう…」
そんな不安を抱えている方も少なくありません。
だからこそ、予後を知ることが第一歩。
そして、生活を工夫し、リハビリや支援を取り入れていくことで、未来の選択肢は広がります。
もし不安や困りごとがあれば、いつでもマヒリハにご相談ください。
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