【認定理学療法士が解説】パーキンソン病の有効性を示す薬剤6選
千葉県柏市のリハビリ施設「脳梗塞Laboマヒリハ柏の葉店」です。こちらのページでは、パーキンソン病のリハビリに関して「パーキンソン病の有効性を示す薬剤6選」というテーマでブログを執筆しています。
いつもご覧いただきありがとうございます。
認定理学療法士のハラダです。
今回は『パーキンソン病の有効性を示す薬剤6選』といいうテーマでお伝えしていきます。
パーキンソン病の医学的治療は、現在のところ治療法がありません。
そのため主に症状の管理を目的として治療が行われることが多くあります。
また、パーキンソン病で徐々に失われる脳内ドーパミンのレベルを回復させることが一般的な治療として行われることが多いです。
ここでは、『ドーパミンとは何か』と、『有効性を示す薬剤』を紹介します。
脳内ドーパミンとは?
ドーパミンは、脳の中で働く重要な化学物質で、私たちの体がスムーズに動くのに役立っています。
具体的には、動くことや楽しいことを感じることなど、いろんな活動や感情を制御するのに必要なものです。
しかし、ドーパミンが足りなくなると、体がうまく動かなくなったり、気分が沈んだりすることがあります。
その為、パーキンソン病などの病気では、このドーパミンが足りなくなることが問題になります。
有効性を示す薬剤
レボドパ(L-DOPA)
レボドパ(L-DOPA)は、パーキンソン病の治療でよく使われる薬です。脳内でドーパミンに変わり、症状を緩和する働きがあります。
通常、カルビドパ(メネシット)と一緒に使われます。これにより、レボドパが脳に到達する前に分解されるのを防ぎます。
ドパミンアゴニスト
ドパミンアゴニストは、脳内のドーパミンの役割を模倣する薬です。レボドパほどの効果はありませんが、効果が長続きするため、レボドパと併用することで治療効果が向上します。
MAO-B阻害剤
MAO-B阻害剤は、脳内のドーパミンの分解を遅らせ、その効果を持続させる薬です。
COMT阻害剤
COMT阻害剤は、レボドパの効果を長く続かせる働きがあります。
アマンタジン
アマンタジンは、パーキンソン病の早期や進行した段階で使用され、症状を抑制する効果があります。
デュオパ
デュオパは、カルビドパとレボドパを組み合わせた薬で、栄養チューブを介して体内に投与され、持続的な治療が可能です。
まとめ
パーキンソン病の治療には、薬物療法が主に用いられます。
しかし、パーキンソン病の患者さんによって、これらの治療法に対する反は異なる可能性があります。
その為、どの治療法を使用するかは、患者さんの症状、病期、全身状態、および治療法の副作用の可能性に基づいて個別に決定する必要があります。
薬剤を効果的に活用しながらリハビリを効果的に行うことが改善を目指す上で重要となります。
ブログ監修者
脳梗塞Labo マヒリハ 柏の葉店店長 原田 涼平理学療法士 認定理学療法士(脳卒中)
脳梗塞Laboマヒリハ柏の葉店店長の原田です。地域でお困りになっている方や不安を感じている方を一人でも多く救えるよう、保険外だからこそできる量と質を担保したリハビリを行っております。リハビリをご希望の方はお気軽にご連絡ください。
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