【介護保険 vs 自費リハビリ】メリットとデメリットを認定理学療法士が解説!

リハビリがなぜ必要なのか?

リハビリテーションは、多くの人々が『お悩み』や『ご不安』を抱えながら行っているように感じます。

特に退院後はお家での生活となり更にお悩みになる場面が多いのでないかと感じます。

この記事では、そのお悩みの解決の一助となるよう、リハビリの必要性介護保険と自費リハビリの違いをお伝えできればと思います。

抱きつく親子

リハビリがなぜ必要なのか?

あなた(もしくは障害を患ったご家族)はなぜリハビリを行うのでしょうか?

『うまく歩けない、手がうまく使えない、転倒することが多い、、、』などなど、目的は千差万別だと思います。しかし、一つ共通点を挙げるならば、『現状に満足していないから』ではないでしょうか?

現状の悩みや不安を解決するために、リハビリがあると私は思っています。そのため、目的・目標は人それぞれ違うかと思いますが、『改善』を目指しリハビリを進めていくことは、リハビリテーションを行う上で共通している点であると思います。

マヒリハと介護保険リハビリの違い

介護保険のメリットとデメリット

メリット

介護保険のリハビリは、高齢者や障害者が医療機関や施設で受けられるリハビリテーションサービスです。

利点の一つは、費用の一部が負担されることです。

その結果、自己負担額が少なくリハビリを行うことができます。

デメリット

一方で、介護保険のリハビリにはいくつかのデメリットも存在します。

その一つは、『時間や回数に制限があること』です。介護保険のリハビリプログラムでは、一定の時間や回数しか提供されない場合があり、その範囲内でのサービスが制約されます。

また、『個々の利用者のニーズに十分に対応できないこと』もデメリットです。リハビリの内容や頻度が利用者の状況や要望に合わない場合があり、その結果、効果が得られにくくなることがあります。

介護保険のリハビリを受ける際には、これらの制約や課題を考慮する必要があります。

車椅子マーク

自費リハビリのメリット

メリット

介護保険のリハビリで改善が感じられていない方にとって、自費リハビリは新たな選択肢となるかもしれません。

介護保険のデメリットとしては、限られた時間や回数の中でのリハビリ提供やグループセッション形式でのプログラムが主流であることが挙げられます。

これにより、個々の利用者様のニーズや状況に十分に対応することが難しくなります。そのため、リハビリの改善が限定されることや、利用者様が自身のペースでリハビリを進めることが難しい場合があります。

しかし、自費リハビリでは、このような制約がなく、『利用者様一人ひとりに合わせた柔軟なサービス』が提供されます。

そして、利用者様の身体的な状態やリハビリの目標に基づいて、『個別のプログラム』を立ててリハビリを進めることができ、早期改善を目指すことができます。

質の高いリハビリ

デメリット

自費リハビリのデメリットの一つは、リハビリの『自己負担額の高さ』です。

この自己負担額が高額になる理由はいくつかあります。

まず、自費リハビリでは『介護保険の支援が受けられない』ため、費用を利用者様が負担しなければなりません。

さらに、自費リハビリ施設は質の高いサービスを提供するために、『マンツーマンでの対応』や『専門的な環境を整える必要』があります。

そのため、専門家の単価や施設利用料が介護保険のリハビリよりも高額に設定される傾向があります。

選択肢の一つに自費リハを検討してみてはいかがでしょうか

まとめ

リハビリテーションの重要性は、利用者様やその家族の日常生活を改善し、希望に満ちた未来を築くための鍵です。

介護保険の利点は医療費の負担軽減にありますが、制限されたサービスや個々のニーズへの対応が課題です。

一方、自費リハビリは柔軟性が高く、個別に合わせたサービスが提供されますが、費用が高額になる点がネックです。

利用者様や家族が適切なリハビリテーションを選択するためには、メリットとデメリットを理解し、個々の状況に合わせて検討することが重要です