【認定理学療法士が監修】脳梗塞後の肩関節亜脱臼の原因と対策
こんにちは!
マヒリハの佐藤です。
脳卒中後の方で肩関節の亜脱臼にお困りの方はいませんか?
そこで今回は、脳卒中後の亜脱臼後について解説していきます。
亜脱臼の原因
脳卒中片麻痺患者様の肩関節亜脱臼は、発症後の筋緊張が低い時期あるいは筋が弛緩している時期に起こります。
肩周りの筋が弛緩する(筋肉に力が入らなくなる)と腕が重力に従って垂れるようになります。
垂れた状態になることで肩の骨が重力に引っ張られて亜脱臼が起こります。
亜脱臼で多い肩関節の痛みの原因
肩関節の亜脱臼の方、全ての方が疼痛を引き起こすわけではありません!
亜脱臼した状態(関節内の状態が正常でない状態)のまま動かすことで肩の筋肉や靭帯等の過度な伸張や、動かしたときに本来ぶつからない所がぶつかったり、挟み込まれたりするストレスが生じます。
そのため、少しずつ小さな損傷を引き起こし、肩関節の疼痛が生じてしまいます。
亜脱臼の予防策アームスリングって何?
予防として、アームスリングなどを使用する方法が取られることがあります。その形状には様々なものがあります。
しかし、メリットとデメリットがあるため、検討する必要があります。
スリングを使用することで、弛緩期(肩に力が入らない状態)では移乗や歩行中に、
①動作を行いやすくする
②腕をぶつけたり、過度に逸脱した方向へ動かすような事を防ぐ事ができる
といったメリットがあります。
その一方で、アームスリングの長期的な使用は、上肢を曲がった状態にすることを助長したり、不使用にしてしまう可能性があります。
適切なリハビリテーションが大切!
痙性・弛緩性の麻痺共に、それらによる不快感は、適切なリハビリを受けることで改善が見込まれます。
痙性とは?
動かさない事は、状態を悪化させる可能性があります。
亜脱臼はすぐに改善できるものではありませんが、ゆっくりと着実に進歩し、最終的にはより良い動きにつながります。
まとめ
亜脱臼は適切なリハビリで疼痛緩和や改善が見込めます。
専門家による各個人にあったリハビリをお求めの場合は、ぜひ一度マヒリハへご来店ください。
ブログ監修者
脳梗塞Labo マヒリハ 柏の葉店店長 原田 涼平理学療法士 認定理学療法士(脳卒中)
脳梗塞Laboマヒリハ柏の葉店店長の原田です。地域でお困りになっている方や不安を感じている方を一人でも多く救えるよう、保険外だからこそできる量と質を担保したリハビリを行っております。リハビリをご希望の方はお気軽にご連絡ください。
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