【認定理学療法士監修】脳梗塞再発予防と食事についての関係性ー植物性たんぱく質ー

こんにちは!

マヒリハの原田です!

脳卒中の再発予防について、詳しく書いてある記事はまだまだ少ないです。

そこで今回は再発予防について、研究などの情報も参考に紹介していければと思います!

植物性たんぱく質を摂取すると脳卒中の発症率が下がる?

30歳以上の日本人を対象にした大規模疫学研究で、大豆などに豊富に含まれる植物性たんぱく質の摂取量が多い人

ほど、心筋梗塞や脳卒中による死亡リスクが低いという逆相関関係があることが明らかになりました。

つまり植物性タンパク質の摂取量が多ければ多いほど、脳卒中による死亡率が下がるということが言われています。

参考文献

Sanjeev Budhathoki 1Norie Sawada 1Motoki Iwasaki 1Taiki Yamaji 1Atsushi Goto 1Ayaka Kotemori 1Junko Ishihara 2Ribeka Takachi 3Hadrien Charvat 1Tetsuya Mizoue 4Hiroyasu Iso 5Shoichiro Tsugane 1Japan Public Health Center–based Prospective Study Group. Association of Animal and Plant Protein Intake With All-Cause and Cause-Specific Mortality in a Japanese Cohort. JAMA Intern Med2019 Nov 1;179(11):1509-1518.

日本を含むアジアの国々では、ヨーロッパなどと比較して脳卒中を発症する方が多いことも報告されています。

日本

脳卒中を再発する人は53人に 1 人、10 2人に 1 以上と言われています。

概要はこちらの記事で解説しています。

【脳卒中は2人に1人が再発する?】脳梗塞・脳出血の再発予防を解説!

【脳卒中は2人に1人が再発する?】脳梗塞・脳出血の再発予防を解説!

脳卒中の再発を正く理解し、正しく予防しましょう。

豆腐

植物性タンパク質とは何?

植物性タンパク質は主に大豆製品からなるものが多いです。

以下、植物性タンパク質を含む食品とその量についてあげたので参考程度にご覧ください。

豆腐1丁:20

生揚げ1丁:20

油揚げ1枚:5.5

納豆1パック:6.6

調製豆乳1杯(200ml):6.4

そば100g:12

そば

どのくらい摂取すべき?

1日30g未満を摂取していた方々に比べて、1日39g以上摂取していた方々では40%脳卒中の発症立が低かったという報告もあるそうです。

一方で、過剰なタンパク質の摂取が、腎機能を悪化させることが知られています。

腎臓の数値には気をつけながら、たんぱく質を摂取していきましょう!

また、薬の種類にもよりますが、納豆などは抗凝固薬と相性が悪いと言われています!

そちらも注意しましょう!

ご高齢の夫婦

最後に

マヒリハでは質の高いリハビリを行っていくことに加え、生活習慣予防及び改善や再発予防にも取り組んでおります。

どれだけ頑張ってリハビリしても、再発してしまえば、その努力は水の泡になってしまいます。

再発予防の知識を習得し実践することまで行って始めて、脳卒中をリハビリしていると言えるのではないかと思っています。

リハビリだけでなく、再発予防まで継続して行いたい方はぜひ一度ご相談ください。

ブログ監修者

脳梗塞Labo マヒリハ 柏の葉店店長 原田 涼平理学療法士 認定理学療法士(脳卒中)

脳梗塞Laboマヒリハ柏の葉店店長の原田です。地域でお困りになっている方や不安を感じている方を一人でも多く救えるよう、保険外だからこそできる量と質を担保したリハビリを行っております。リハビリをご希望の方はお気軽にご連絡ください。

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