【認定理学療法士監修】脳梗塞の方の退院後の生活の注意点を解説
入院中の脳梗塞や脳出血を発症された患者様方は、退院後もたくさんのご不安があるかと思います
- 現在入院中だけど退院後のリハビリってどうなるの?
- 退院後はどんなサポートが必要なの?
- どういうことに気をつけて生活する必要があるの?
そんなお悩みに対して今回は、脳梗塞や脳出血の方が退院してからの注意点を解説していきたいと思います!
また、脳梗塞と脳出血は脳卒中と総称して説明されることが多く、基本的には退院後の流れも同様となることが多いので、脳出血の方もご参考にしてみてください。
脳梗塞後のリハビリと退院後の生活
脳梗塞は、脳の血管が詰まり血流が途絶えることで、一部の脳細胞が死滅する状態を指します。このような状況に陥ると、患者様はさまざまなリハビリテーションを必要とします。脳梗塞後のリハビリは、患者が日常生活に戻るための重要なプロセスです。
発症直後は基本的には『入院しながらリハビリを受ける』ことが決まっており、患者様に選択肢はありません。
一方で退院してからは、いくつかのリハビリの選択肢があります。
- 外来リハビリ(医療保険)
- デイケアやデイサービス(介護保険)
- 訪問看護リハビリ(介護保険)
- 自費リハビリ保険外)
- パーソナルジム(保険外)
体の状態に合わせてこれらをうまく組み合わせて目標に向かっていくことが、退院後のリハビリでは重要となります。
自費リハビリと介護保険のリハビリについては以下の記事に書きましたのでご参照ください!
リハビリテーションプロセス
脳梗塞(脳出血)後のリハビリは、その方の状態や症状に応じてオーダーメイドのリハビリを行う必要がございます。リハビリの目標は、機能の改善ではありますが、特に退院後は神経の自然回復による機能の改善が得られにくいです。
そのため、お体の問題点に対してピンポイントでリハビリしていくことが重要となります。
退院後の生活
脳梗塞(脳卒中)後の入院リハビリテーションが終了し、退院後も患者とその家族は生活の調整が必要です。まず、定期的な医師の診察やリハビリの継続が重要です。
また、日常生活での注意が必要です。例えば、バランスが崩れやすい場合は、転倒予防に努めることが重要です。食事についても、塩分や脂肪の摂取を制限し、健康的な食生活を心がけることが大切です。
脳梗塞や脳出血は再発が起こりやすい疾患となりますので、生活習慣に気をつけて生活するのは重要事項と言えます。
心理的なサポート
脳梗塞や脳出血後のリハビリや退院後の生活は、身体的な側面だけでなく、精神的な側面にも影響を与えます。
- リハビリがうまく進まない
- 介助量が増えたらどうしよう
- 今の生活を続けていて大丈夫なのだろうか
- 外に出る機会が減ってしまっている
わからないことが多いので、当事者やその家族は、様々な不安やストレスと向き合うことがあるかと思います。
まずは近くの人に相談し話を聞いてもらいましょう。ケアマネージャーさんやリハビリの担当者、友人でも良いかと思います。
最後に
脳梗塞や脳出血後のリハビリと退院後の生活は、患者とその家族にとって初めての事が多く慣れるまで時間を要します。
まずはどういったサービスを利用するのか、どういったリハビリを行うのかなどを目的に応じてソーシャルワーカーさんやケアマネージャーさんと相談し生活の基盤を確立しましょう。
その中で、『もっと体を良くしたい』『介助量がなるべく増えないようにしたい』など、集中的なリハビリを必要とされる場合は自費リハビリを検討してみてはいかがでしょうか?
ブログ監修者
脳梗塞Labo マヒリハ 柏の葉店店長 原田 涼平理学療法士 認定理学療法士(脳卒中)
脳梗塞Laboマヒリハ柏の葉店店長の原田です。地域でお困りになっている方や不安を感じている方を一人でも多く救えるよう、保険外だからこそできる量と質を担保したリハビリを行っております。リハビリをご希望の方はお気軽にご連絡ください。
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