【認定理学療法士が監修!】パーキンソン病の姿勢反射障害とは!?

こんにちは!マヒリハの原田です🌞

パーキンソン病の方の中で徐々にバランスが取れなくなり、動作時や歩行時に不安定に感じる方はいませんか?

それは、パーキンソンの症状の1つである「姿勢反射障害」かもしれません。

そこで今回は、姿勢反射障害について解説していきます。

パーキンソン病の症状 姿勢反射障害とは

パーキンソン病には運動症状と非運動症状があります。

運動症状には、

  • 静止時の振戦(ふるえ)
  • 筋固縮
  • 動作緩慢
  • 姿勢反射障害

があります。

通常人は常に体のバランスを保ち、転びそうになったときには自然と体勢を整えようとします。

また、体を動かすときにも脳からの信号が神経を通って体のあちこちにスムーズに伝わり、筋肉や関節を動かして「動き」というものが成り立ちます。

今回、ご紹介する姿勢反射障害とは、通常は自然と行われているはずの姿勢を保つことや、体をスムーズに動かすということができなくなってしまう状態のことです。

次に、この姿勢反射障害について詳しくお話ししていきます。

姿勢反射障害の症状

姿勢反射障害と聞いても、実際にどのような状態になるのか、なかなかイメージしにくいと思います。

そのため、ここでは姿勢反射障害について具体例を示しながらお話ししていきます。

姿勢反射障害は、パーキンソン病にかかってすぐ現れるわけではありません。他の運動症状に比べて遅れて現れ、個人差はありますが、その間隔は数年以上ともいわれます。

実際に、姿勢反射障害が現れると以下のような様子がみられます。

  • 体のバランスがうまく保てなくなり、ふらついたり転びやすくなったりする
  • 歩き出したのに歩くリズムに体がついていけず止まってしまう
  • 歩き出したら止まれない
  • 歩いているとき方向転換がなかなかできない
  • 歩くときに前かがみになる
  • 姿勢をまっすぐ保つことができず、斜めに傾いていく

このように、姿勢反射障害は体のバランスを調整することができないだけでなく、歩くという動作にも影響を及ぼしてしまいます。

パーキンソン病の症状 姿勢反射障害の原因

パーキンソン病における姿勢反射障害の原因は、神経伝達物質であるドーパミンが不足してしまうことによります。

ドーパミンは、脳の黒質と呼ばれる場所で作られています。

この黒質にある神経細胞は、加齢やストレスなどの環境要因によって徐々に細胞が壊れて減っていってしまいます。

パーキンソン病では、何らかの原因でこの神経細胞の減少が早いペースでみられるのです。

脳

姿勢反射障害の治療

パーキンソン病の治療に関しては、パーキンソン病そのものの進行を止めるという方法はまだ確立されていません。そのため、姿勢反射障害だけでなく、あらゆる症状が出ないようにコントロールしていくことが治療のメインとなっています。

この病気では、薬物療法とリハビリ(理学療法)を主に行っていきます。

①薬物療法

中脳の黒質ではドーパミンが減少しているため、ドーパミンを補う薬を使います。

この2つは、年齢によって副作用の出やすさが異なるため、年齢や症状の程度などによって使い分けます。

運動機能の障害だけでなく、症状全体の重症化を防いでくれる働きがあります。

効果の高い薬ではありますが、長く使用していると1日の中で症状に変動(ウェアリング・オフ現象、オン・オフ現象)がみられるようになったり、無意識に体が動いてしまうジスキネジアという症状が現れたりすることがあります。

オン・オフ現象についてはこちら

【認定理学療法士が解説!】パーキンソン病のオンオフ現象とは!?

一方、吐き気や眠気、妄想、衝動性・強迫性障害といった副作用が現れることがあります。

これらのほかにも、ドーパミンの放出を促進させたり、ドーパミンの作用時間を長くしたりする作用のある薬を症状の進行具合によって使っていきます。

薬は内服で行いますが、パーキンソン病の症状である意欲の低下や自発性の低下があると、自己での服薬管理は難しくなります。そのような場合には、家族で管理していくことになります。

②理学療法(リハビリ)

パーキンソン病では、様々な運動障害が現れることで生活の質が大きく低下してしまいます。

また、発症年齢は高齢である傾向があるため、年齢的にも他の病気にかかっていたり、骨が弱くなっていたりすることがあります。

体力が低下していれば病気にかかりやすくなり、姿勢反射障害があるために転倒して骨折することも考えられます。

そのため、定期的にリハビリを行うことで筋力・運動機能と体力・心肺能力の維持を図ることができます。

バランス感覚も養われますので、姿勢反射障害によるふらつきや転倒、歩行障害などの改善も期待できます。

まとめ

パーキンソン病の姿勢反射障害は、症状の変化やその程度に合わせて早い時期からきちんと治療を行うことで、良好な状態を長く保ち、改善することができます。

まずは専門家に相談するのが一番です。

ブログ監修者

脳梗塞Labo マヒリハ 柏の葉店店長 原田 涼平理学療法士 認定理学療法士(脳卒中)

脳梗塞Laboマヒリハ柏の葉店店長の原田です。地域でお困りになっている方や不安を感じている方を一人でも多く救えるよう、保険外だからこそできる量と質を担保したリハビリを行っております。リハビリをご希望の方はお気軽にご連絡ください。

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