【認定理学療法士が解説!!】パーキンソン病の小字症とは!?
こんにちは!
マヒリハの原田です🌞
パーキンソン病の症状の一つで少字症という症状があります。
今回は少字症について解説していきます。
小字症の症状・原因について
小字症は、無動に分類され、文字をすんなり書くことができない状態です。
無動についてはこちら
文字を書く際に、本人の意思に反し「字が極端に小さくなる」または、「書いていくうちに、だんだん小さくなる」と
いった状況が起こります。
パーキンソン病は、脳内でドーパミンが減少することで発症すると言われています。
ドーパミンは神経の伝達をする役割があり、肯定的な気分や運動に関係する物質です。幸せな気持ちになったり気分
が上がっている時は、ドーパミンの分泌量が増えているといえます。
ドーパミンが不足するパーキンソン病では、体を動かす機能が衰えていくため、いろいろな症状が起こります。
「字を書く」動作は、指先を使った細かい作業です。縦、横、ななめなどへの辿る方向や力加減もコントロールする
必要があります。
小字症の症状では、文字を書く訓練をすることが有効とされています。
字の上達にはペン習字の練習をするように、小字症においても「書くことに慣れる」ことが大切です!
小字症のリハビリテーションとは
全般的なパーキンソン病のリハビリテーションでは、全身の筋肉や関節を柔らかくし、刺激を与えて活性化させるの
が基本です。
小字症に対しては、全身的なリハビリに加えて「文字をつづる練習」を行います。
①効果的な文字のつづり方
文字が小さい、あるいは書き進むにつれ小さくなる症状に対し、原稿用紙など「マス目」の施された紙に書くのはひ
とつの方法です。
枠からはみ出さないよう書くことが目標となり、一定の大きさを保つことを意識します。
一文字だけ書くことに慣れたら、文章を書く作業も行います。続けて文字を書く場合は、目線を先に送ることに気を
つける必要が出てきます。それらを交互に行うことで、書くことの訓練となります。
②「CALLIROBICS」というリハビリテーション
CALLIROBICSは、書字障害における改善方法のひとつです。音楽にあわせ文字をつづるというプログラムです。
パーキンソン病では、リズムにあわせると治療効果が得られる実績があります。
パーキンソン病の小字症は、リハビリテーションで訓練するほど学習効果が狙える症状です。
まとめ
小字症に対してはリハビリが有効的とされています。
日常生活でお困りのことがありましたら、まずは専門家に相談することが1番です!
ブログ監修者
脳梗塞Labo マヒリハ 柏の葉店店長 原田 涼平理学療法士 認定理学療法士(脳卒中)
脳梗塞Laboマヒリハ柏の葉店店長の原田です。地域でお困りになっている方や不安を感じている方を一人でも多く救えるよう、保険外だからこそできる量と質を担保したリハビリを行っております。リハビリをご希望の方はお気軽にご連絡ください。
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