【認定理学療法士監修】それって「サボってる」んじゃなくて…実は「無動」かもしれません。

ブログ監修者

脳梗塞Labo マヒリハ 柏の葉店店長 原田 涼平理学療法士 認定理学療法士(脳卒中)

脳梗塞Laboマヒリハ柏の葉店店長の原田です。地域でお困りになっている方や不安を感じている方を一人でも多く救えるよう、保険外だからこそできる量と質を担保したリハビリを行っております。リハビリをご希望の方はお気軽にご連絡ください。

【認定理学療法士監修】それって「サボってる」んじゃなくて…実は「無動」かもしれません。

こんにちは!
マヒリハの原田です。

今回は、パーキンソン病における重要な症状のひとつ無動(むどう)について、現場目線でわかりやすく解説していきます。

「無動」ってなに?

「無動」とは、その名の通り“動かなくなる症状”のこと。
パーキンソン病には四大症状がありますが、その中の一つがこの無動です。

ちなみに四大症状は以下のとおり👇

  • 振戦(しんせん):安静時に手足が震える

  • 固縮(こしゅく):筋肉がこわばる

  • 姿勢反射障害:バランスを崩しやすくなる

  • 無動:動作がゆっくりになる・止まってしまう

無動が進行してくると、手足の動きが鈍くなり、
・歩幅が狭くなる
・手を振らずに歩く
・同時に複数の動作ができない
・顔の表情が乏しくなる(まるで無表情)
といった変化がみられます。

薬

💊 薬物療法での対応

無動に対するお薬、実は初期段階では効果が出やすいんです。
ただし、長期間の服用には「オン・オフ現象」(効く時間と効かない時間がはっきりしてくる)や、ジスキネジア(不随意運動)といった副作用も…。

そのため、薬は「誰にでもこれ!」というわけではなく、年齢や進行度、生活スタイルをしっかり考慮して調整する必要があります。

🧠 リハビリで動ける体を保つ!

無動に対するリハビリはとても大切。というのも、「動かない」ことで筋肉が弱ってしまい、さらに動きづらくなるという悪循環が生まれてしまうからです。

外に出て歩くのは、視覚的にも足腰的にも刺激たっぷりでおすすめ。
もし外出が難しい場合は、室内での歩行訓練や筋トレでも十分効果があります。

さらに、メトロノームなどのリズム音を使うことで、動作がスムーズになるケースも。
「リズムで動く」って、実はとても有効なリハビリ手法なんです。

⚠️ 無動と事故リスク

無動によって動きが緩慢になると、転倒などの事故が増えてきます。

ほんの数歩の移動でも、平らな床でも、油断は禁物。
そのため、次のような生活環境の整備がとても大切です。

  • トイレ・浴室・寝室に手すりを設置

  • 床の物を片付けて動線を確保

  • 転倒しやすい場所に注意喚起のシールなどを貼る

転倒がきっかけで骨折→寝たきり→進行加速…という悪循環は絶対に避けたいところです。

注意点

🫂 周囲の理解が患者さんを救う

無動のせいで表情がなくなると、「なんだか愛想がないな…」と思われてしまうことがあります。
でも、それは本人の気持ちとはまったく関係がないこと。

無動によって“顔の筋肉も動きにくくなる”んです。
本人も気にしていることが多いです。

そのため、ご家族や介護者、職場の方々にも「無動」のことを知ってもらうことがとても大切。
「あ、表情が乏しく見えるのは症状の一部なんだ」と理解してもらえるだけで、患者さんの心の負担は大きく軽減されます。

📝 まとめ|無動とうまく付き合うために

  • 無動はパーキンソン病の四大症状のひとつ

  • リハビリは進行を遅らせる重要な方法

  • 薬の副作用には注意しつつ調整が必要

  • 周囲の理解が、患者さんの力になる

  • 環境整備で事故予防を!

「なんか最近、動きがゆっくりだな…」「笑顔が減ったな…」
そんなサイン、もしかしたら「無動」かもしれません。

無動は“気合い”や“怠け”ではなく、れっきとした症状です。
ぜひ、正しい知識とリハビリで前向きに向き合っていきましょう。

何か気になることがあれば、遠慮なく専門家にご相談くださいね。

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