脳梗塞後、足の指が曲がってしまうのは後遺症!?クロートゥって何?

こんにちは!

マヒリハの佐藤です。

脳梗塞の後遺症の相談として、動作時に足の指が曲がってしまうことが多く聞かれます!

そこで今回は、足の指が曲がってしまう、通称クロートゥについて解説していきます。

クロートゥ(Craw toe)はなぜ起こるのか?

クロートゥ(Craw toe)は、緊張性足趾屈曲反射(Ronic toe flextion reflex:TTFR)とも呼ばれています。

これは、脳が障害されることで起こる錐体路障害(痙性と同様の症状)で起こると言われています。

つまり、 『脳』からの運動指令が『筋肉』にうまく伝わらなくなることで起こる症状 です。

足への刺激や筋緊張が高まりやすい動作で顕著に起こることが特徴です。

これは、難しい動作ほど脳からの運動司令が複雑になるため処理が追いつけなくなることが要因となります。

クロートゥ(Craw toe)による二次障害

クロートゥ(Craw toe)はバランス障害の他にも、二次障害も考えないといけません。

①足趾の変形

②足趾の炎症や傷

③筋力低下

④転倒

クロートゥの二次障害により、バランス低下や歩行能力低下となり転倒の危険性が増します。

また、転倒により、骨折になるとさらに二次障害を助長することになります。

クロートゥ(Craw toe)に対しての介入方法

クロートゥ(Craw toe)への介入方法は、装具療法、ボツリヌス療法(ボトックス)、電気療法、リハビリテーションがあります。

①装具療法

②ボツリヌス療法(ボトックス)

③電気療法

 ④リハビリテーション 

装具療法

クロートゥ(Craw toe)による緊張の高まりを装具を使用することでサポートすることができます。

装具の種類は主に、短下肢装具(ankle-foot-orthoses:AFO)やinhibitor bar(インヒビター バー)、toe spread(トゥスプレッド)などのサポーターがあります。

また、装具については、指先までサポートしているものが必要です。

さらに、サポーターについては、クロートゥ(Craw toe)によって曲がっている足趾の間にクッションをおき、足の裏の接地面を増やすことで緊張が抑えられたり、痛みが軽減する効果があります。

ボツリヌス療法(ボトックス)

ボツリヌス療法は、痙縮に対して治療方法としても有効で、脳卒中治療ガイドライン2015においても推奨グレードAとされています。

また、クロートゥ(Craw toe)の対処方法についても、ボツリヌス療法によって痙縮による下肢の筋緊張を抑え、リハビリテーションを適切に行うことは有効となる可能性があります。

電気療法

電気療法とは、神経や筋に対して刺激を与え筋活動を与える方法です。

また、クロートゥ(Craw toe)は、足の指を曲げる筋肉の緊張が亢進している状態です。

しかし、原因は足の指を曲げる筋肉ではなく、痙縮によってふくらぎや足底筋(足の裏の筋肉)などが原因です。

緊張が高まっていることによって、足の指を曲げる筋肉の緊張が亢進している状態になっています。

足の目的とする筋肉に刺激を与えること、そしてリハビリを併用することでクロートゥの影響が少なくなる可能性もあります。

クロートゥ(Craw toe)へ ひとりでできるリハビリについて

 クロートゥ(Craw toe)への対処方法として、リハビリテーションとの併用がとても重要になります。 

そして、クロートゥ(Craw toe)の原因となっている足の指の緊張亢進については、脳が正しい情報を得られていないことで、脳から筋肉への運動指令が正しく送れないため結果的にクロートゥ(Craw toe)が起きていると考えられています。

1.立ち上がり直後からクロートゥ(Craw toe)になる方

2.歩き出すとクロートゥ(Craw toe)になる方

3.『感覚』を意識すること

4.動作はゆっくり』行うこと

立ち上がり直後からクロートゥ(Craw toe)になる方

立ち上がり直後のクロートゥ(Craw toe)は立ち上がりが影響しています。

以下に立ち上がり動作の手順とポイントをお伝えします。

手順

①座位の確認(左右のお尻の感覚)

②お辞儀の確認(お尻から太ももへの体重移動と足裏の体重の乗り方)

③伸び上がりの確認(左右の足裏に体重が乗ったまま立位になれるか)

足

まとめ

クロートゥ(Craw toe)は歩行に影響大きく影響します。

適切なリハビリや動き方をご自身で身につけることで変化を実感できることも多いです。

まずは、専門的な療法士に診てもらうことが大切です。

クロートゥやマヒの症状でお困りな方がいましたら、ぜひマヒリハへお越しください!!