【認定理学療法士監修】 脳梗塞のリハビリと再発予防〜動脈硬化を予防しよう〜

こんにちは、マヒリハの原田です。

今日は、「動脈硬化性疾患の予防」についてお話しします。

動脈硬化を防ぐための食事や運動のポイントを分かりやすく説明します。

食事のポイント

まず、食事についてです。

動脈硬化を予防するためには、バランスの良い食事が大切です。

特に、コレステロールと脂肪の摂取に注意しましょう!

①コレステロールの管理

LDLコレステロール値が高い方は、食事でのコレステロール摂取量を1日200mg未満に抑えることが推奨されます。

そして、コレステロールが多い食品(動物のレバーや内臓、卵など)や飽和脂肪酸(脂身の多い肉、バター、ラードなど)を控えましょう。

また、トランス脂肪酸が多く含まれる食品(マーガリン、スナック菓子、揚げ菓子)も避けるべきです。

②食物繊維を増やす

食物繊維が多い食品(未精製穀類、大豆製品、野菜、海藻、きのこ、こんにゃく)を積極的に摂りましょう。

そして、食物繊維は、コレステロールを下げる効果があります。

③中性脂肪の管理

中性脂肪が高い場合、総エネルギー摂取量を制限し、適正な体重を目指しましょう。

また、糖質を多く含むお菓子や飲料、穀類の摂取を減らし、アルコール摂取も控えめにしましょう。

そして、魚には中性脂肪を下げるn-3系多価不飽和脂肪酸が含まれているため、積極的に摂りましょう。

 

④血圧の管理

高血圧の方は、減塩を心がけましょう。

そして、食塩摂取量は1日6g未満が目標です。

また、野菜や果物を多く摂ることも血圧管理に役立ちますが、果物の摂り過ぎには注意が必要です。また、アルコールの過剰摂取は血圧を上げるので控えましょう。

⑤適正な食事

基本的には、日本食を意識しましょう。

さらに、肉の脂身や動物脂(牛脂、ラード、バター)を控え、大豆、魚、野菜、海藻、きのこ、果物、未精製穀類をバランスよく摂りましょう。

また、減塩も心がけましょう。過食やアルコールの過剰摂取、トランス脂肪酸の多い食品は避け、適正体重を維持することが大切です。

⑥運動のポイント

運動不足は肥満や高血圧、中性脂肪の増加、HDLコレステロール(善玉コレステロール)の低下などの原因になります。

毎日30分以上の有酸素運動(ウォーキング、速歩、水泳、ベンチステップ運動など)を中強度(ややきつい程度)で行いましょう。これを週3回以上(できれば毎日)行うのが理想です。

まひが重く、上記のような運動が難しい場合もあるかと思います!

そのような方はまずはリハビリにしっかりと取り組んでいきましょう!

運動を始める際には、無理をせず、自分の体調や能力に合わせて行いましょう。特に動脈硬化が進行している場合やご高齢の方は、主治医に相談して適切な運動を選びましょう。

まとめ

動脈硬化性疾患を予防するためには、バランスの良い食事と適度な運動が不可欠です。

コレステロールや脂肪の摂取を控え、食物繊維を多く摂り、適正体重を維持することが大切です。

また、毎日の運動を習慣にし、健康的な生活を送りましょう。これらを実践することで、動脈硬化を防ぎ、健康な体を維持することができます(^o^)