【認定理学療法士監修】気づかないうちに脳が傷つく?〜静かに進む「多発性脳梗塞」と歩き方の変化の正体〜

ブログ監修者

脳梗塞Labo マヒリハ 柏の葉店店長 原田 涼平理学療法士 認定理学療法士(脳卒中)

脳梗塞Laboマヒリハ柏の葉店店長の原田です。地域でお困りになっている方や不安を感じている方を一人でも多く救えるよう、保険外だからこそできる量と質を担保したリハビリを行っております。リハビリをご希望の方はお気軽にご連絡ください。

🧠 気づかないうちに脳が傷つく?

〜静かに進む「多発性脳梗塞」と歩き方の変化の正体〜

こんにちは。

脳卒中専門の自費リハビリ施設 マヒリハ の野村です。

「脳梗塞」と聞くと、

突然倒れる・はっきりした麻痺が出る

そんなイメージを持っている方が多いかもしれません。

ですが実際には、

倒れないまま、気づかないうちに進んでいく脳梗塞もあります。

それが今回お伝えする 多発性脳梗塞 です。

症状が目立たないため見過ごされやすい一方で、

脳には少しずつ確実にダメージが蓄積していきます。

だからこそ

👉「知っているかどうか」

👉「早く気づけるかどうか」

が、その後の生活に大きく影響します。

今回は、リハビリの視点から

多発性脳梗塞の特徴と、特に歩き方の変化について解説します。

🧩 多発性脳梗塞とは?

多発性脳梗塞とは、

小さな脳梗塞が、本人も気づかないうちに何度も起きている状態

を指します。

1つ1つは小さく、はっきりした後遺症が出ないことも多いですが、

積み重なることで脳の働きに影響が出てくるのが特徴です。

① 正体は「ラクナ梗塞」

多発性脳梗塞の多くは、

ラクナ梗塞と呼ばれるタイプです。

  • 大きさ:直径約1〜1.5cmほど
  • 起こりやすい場所:脳の深い部分
    (大脳基底核・放線冠など)
  • 特徴:痛みや明らかな麻痺が出にくい

「小さいから問題ない」と思われがちですが、

**問題は“小さい梗塞が何度も起こること”**です。

② ゆっくり、階段状に進行する

多発性脳梗塞は、

  • ある日突然悪化する
  • 一気に倒れる

といった経過をとることは少なく、

数ヶ月〜数年かけて、少しずつ進行します。

例えば、

  • 物忘れが増えた
  • 歩くスピードが遅くなった
  • 動きがぎこちない

こうした変化が、

「気のせいかな?」と思う程度から始まります。

そのため

👉 年齢のせい

👉 疲れのせい

と見逃されやすいのが特徴です。

③ 症状には“特徴的な傾向”がある

ラクナ梗塞は起こりやすい場所があるため、

症状にもある程度の傾向があります。

  • 認知機能の低下(ゆっくり進行)
  • 歩行障害
  • 言葉が出にくい
  • 飲み込みにくさ
  • パーキンソン病に似た動きづらさ

中でも、歩き方の変化

リハビリの現場でとても重要なサインになります。

🚶‍♂️ 多発性脳梗塞と「小刻み歩行」

多発性脳梗塞の方に多くみられるのが

小刻み歩行です。

小刻み歩行の特徴

  • 歩幅がとても小さい
  • 膝があまり上がらない
  • 前かがみ姿勢
  • 腕の振りが少ない

「すり足」

「ちょこちょこ歩き」

と表現されることもあります。

🧠 なぜ小刻み歩行になるのか?

関係しているのが 大脳基底核 です。

大脳基底核は、

  • 動き出すタイミング
  • 動きの大きさ
  • 体重移動の調整

といった、

スムーズに動くための調整役を担っています。

ラクナ梗塞がこの部分に重なると、

  • どのくらい足を出せばいいか分かりにくい
  • 体重をかけるのが不安
  • 大きく動かす指令が出にくい

その結果、

👉 「安全そうな小さな一歩」しか出せない歩き方

になってしまいます。

⚠️ 原因の中心は「高血圧」

多発性脳梗塞の最大の危険因子は

慢性的な高血圧です。

高血圧が続くことで、

  • 細い血管が傷つく
  • 血管が狭くなる
  • 血流が悪くなる

その結果、

脳の奥深い細い血管が詰まりやすくなります。

さらに、

  • 糖尿病
  • 心疾患
  • 脳卒中の家族歴
  • 生活習慣の乱れ

これらが重なると、リスクは高くなります。

🌙 寝ている間に起きることも

ラクナ梗塞は、

安静時、特に睡眠中に起こることが多い

とされています。

そのため、

  • 朝起きたら動きにくい
  • 昨日より歩きづらい

といった形で、

朝に変化を感じることもあります。

✅ まとめ 〜マヒリハから伝えたいこと〜

多発性脳梗塞は、

  • 気づきにくい
  • ゆっくり進行する
  • でも確実に脳に影響を与える

とても注意が必要な状態です。

だからこそ、

  • 血圧管理
  • 生活習慣の見直し
  • 歩き方や動きの「小さな変化」に気づくこと

が、何より大切になります。

「最近なんとなくおかしいな」

その感覚は、決して間違いではありません。

気になる症状があれば、まずは医療機関へ。

そして、歩行や動きに不安があれば、

ぜひ マヒリハ にご相談ください。

私たちは、

“気づかれにくい変化”を見逃さないリハビリ

を大切にしています。

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