【お家の環境をチェック!!】 パーキンソン病 生活で注意すべき3つのこと

こんにちは、マヒリハの原田です!

パーキンソン病についてはリハビリの情報などは段々と増えてきっています。

ご自宅で過ごす際に気をつけることについてはまだまだ情報が少ないです。

狭い場所では転倒しやすいなど病態に特徴的な問題も多く見られます。

そこで、今回は『ご自宅で生活する際に注意すべきこと』について解説していきます!

階段

 

注意すべきこと

ご家庭での生活では、安全性と快適さを整えることが非常に重要です。

安全に日常生活を送ることでケガのリスクを少なくし、快適に行えることで生活の質を上げましょう。

※パーキンソン病についてざっくりと把握したい方はこちら!

パーキンソン病について解説

【認定理学療法士監修】パーキンソン病について解説!

それでは細かく解説していきます!

1.安全性の確保

まず、家庭環境での注意すべき点は、『安全性を確保すること』が重要です。例としては、手すりや滑り止めの敷物などを設置することが重要です。

また、階段や浴室などの危険な場所では特に重要です。患者さんが安全に移動できるような工夫が必要です。ご家族や介護される方は、可能な限り事故や怪我を防ぐために、環境の改善に努める必要があります。

生活導線

2.生活導線の改善

生活導線を簡便にすることも大切です。

ものが散乱していると注意が分散してしまい、歩くことに集中することができなくなります。

例えば、『家具の配置を調整して歩行の邪魔にならないようにする』などは、特にパーキンソン病の方においては重要になります。

3.目印などを設置する

パーキンソン病の方は『すくみ足』という症状が見られます。

※ご存知ない方はこちらからご参照ください!

パーキンソン病の運動障害について解説

【認定理学療法士監修】パーキンソン病の運動障害を解説!

この『すくみ足』は転倒の原因になります。特に歩行開始時や方向転換時、狭い場所で現れやすいです。

対応方法としては、『床にテープを貼り目印をつけること』です。目印をつけることで運動が明確になり、すくみ足が起こりにくくなることもあります。

忘れがちなこと-ご家族の理解-

環境整備で大事なことではありませんが、『ご家族の理解』も非常に重要です。

パーキンソン病になられた方は、まだ障害を受容されていない方もいらっしゃいます。その結果、リハビリに対して悲観的になってしまっている方などもいらっしゃいます。

そういった方に対して、まずはしっかりと話を聞き、理解してあげましょう

そうすることで前向きになれたり、意欲的になられる方もいらっしゃいます。

退院後も焦らずにまずは生活に慣れていくことからオススメしています。

理解すること

最後に

今回はパーキンソン病の方が『ご自宅で生活する際に注意すべきこと』について解説させていただきました。

退院後も焦らずにまずは生活の基盤を整えていくことをオススメします。

また、前向きになれない方の中には、今後どうなっていくのか希望が持てずに前向きになれない方もいらっしゃいます。

そういった方の中には、『お体にどんな問題があり、どんなリハビリが必要で、どれくらいのお体を目指すことができるのかを知ること』で前向きになれる方もいらっしゃいます。

その点に対しては、当院でもお力添えできる部分ですので、お気軽にご相談くださいませ。