【認定理学療法士監修】 ⏱️その数時間が、未来を変える 〜脳梗塞治療の切り札「rt-PA」をマヒリハ目線で解説〜
ブログ監修者

脳梗塞Labo マヒリハ 柏の葉店店長 原田 涼平理学療法士 認定理学療法士(脳卒中)
脳梗塞Laboマヒリハ柏の葉店店長の原田です。地域でお困りになっている方や不安を感じている方を一人でも多く救えるよう、保険外だからこそできる量と質を担保したリハビリを行っております。リハビリをご希望の方はお気軽にご連絡ください。
こんにちは!
マヒリハの原田です🌞
脳梗塞の治療は、「時間との勝負」。
そしてその最前線で使われている治療法のひとつが、rt-PA静注療法です。
名前は少し難しそうですが、
実は「脳を救えるかどうかを左右する、超重要な治療」。
今回は、
✔ 医療者じゃなくても分かる
✔ リハビリ視点も交えた
✔ マヒリハならではの解説
でお届けします!
🧠 そもそも脳梗塞って?
脳梗塞とは、
脳の血管が詰まり、血流が止まってしまう状態。
血流が止まる
→ 酸素が届かない
→ 脳細胞がダメージを受ける
このダメージが大きいほど、
麻痺・言語障害・高次脳機能障害などが残りやすくなります。
だからこそ重要なのが、
「いかに早く血流を再開させるか」。

💉 rt-PA静注療法とは?
rt-PA(アールティー・ピーエー)は、
血栓を溶かすための非常に強力な薬です。
簡単に言うと、
🩸 詰まっている血の塊を溶かして、血流を再開させる治療
脳梗塞の「原因そのもの」にアプローチできる、
数少ない治療法のひとつです。
⏰ 使えるのは“いつでも”じゃない
ここが一番大事なポイント👇
▶ 使用できる時間には制限がある
-
日本では 2005年 から使用開始
-
当初:発症から 3時間以内
-
現在:発症から 4.5時間以内 に拡大(2012年〜)
つまり…
「4.5時間以内ならOK」ではなく
「1分でも早い方がいい」治療
時間が経つほど
✔ 効果は下がる
✔ 出血のリスクは上がる
という特徴があります。
⚠️ 効果がある=リスクもある
rt-PAはとても優秀な薬ですが、
万能ではありません。
メリット
-
血栓を溶かし、脳のダメージを最小限に
-
後遺症を軽くできる可能性
デメリット
-
脳出血のリスクがある
-
誰でも使えるわけではない(厳格な適応基準あり)
だからこそ、
医師は「使う・使わない」を慎重に判断しています。

📊 実際、どれくらい効果があるの?
🌍 海外の研究では…
-
rt-PA使用:34% が3ヶ月後に「障害なし」
-
非使用:28%
-
死亡率:どちらも 20%
🇯🇵 日本の全国調査(2005〜2007年)
-
障害なしまで回復:33%
-
死亡率:17%
👉 「劇的に全員が治る」わけではない
👉 それでも、回復の可能性を確実に上げている
ここがポイントです。
🏃♂️ マヒリハ視点で大事にしたいこと
リハビリの現場に立っていると、
強く感じることがあります。
それは、
急性期の一手が、
回復期・生活期の未来を大きく左右する
という事実。
rt-PAで
✔ 麻痺が軽く済んだ
✔ 高次脳機能障害が出ずに済んだ
そんな患者さんほど、
「その人らしい生活」への復帰が早いと感じます。
📝 まとめ|“早い判断”が脳を守る
-
rt-PAは 脳梗塞の原因に直接効く治療
-
使用できるのは 発症から4.5時間以内
-
早ければ早いほど、効果は高くリスクは低い
-
その後のリハビリ・人生に大きく影響する
🕰️ 「様子を見る」は、最大のリスクになることもある
これが、脳梗塞の怖さであり、
同時に「希望」でもあります。
これからもマヒリハでは、
「現場で本当に大切なこと」を
分かりやすく、リアルに発信していきます🌱
また次回もお楽しみに!
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