多発性脳梗塞と言われた後、生活で気をつけること|認定理学療法士監修
ブログ監修者

脳梗塞Labo マヒリハ 柏の葉店店長 原田 涼平理学療法士 認定理学療法士(脳卒中)
脳梗塞Laboマヒリハ柏の葉店店長の原田です。地域でお困りになっている方や不安を感じている方を一人でも多く救えるよう、保険外だからこそできる量と質を担保したリハビリを行っております。リハビリをご希望の方はお気軽にご連絡ください。
こんにちは!マヒリハの野村です🌞✨
脳卒中(脳梗塞・脳出血)の後遺症で、リハビリを頑張っている方は沢山いらっしゃるかと思います!
「多発性脳梗塞と言われたけど、何に気をつければいいか分からない…」
「最近、歩幅が小さくなった気がするけど、年のせいかな…」
そんなお悩みはありませんか?
「脳梗塞」と聞くと、突然倒れる・はっきりした麻痺が出る、というイメージを持っている方が多いかもしれません。ですが実際には、『多発性脳梗塞』のように、倒れないまま気づかないうちに進んでいくタイプもあります。
結論からお伝えすると、多発性脳梗塞は血圧管理と生活習慣、そして歩き方の小さな変化に早く気づくことが、その後の生活を左右します。
今回は、多発性脳梗塞の特徴と、生活の中で気をつけたいことについて、やさしく解説していきます!
多発性脳梗塞とは?なぜ気づきにくいのか
多発性脳梗塞とは、 小さな脳梗塞が、本人も気づかないうちに何度も起きている状態 を指します。多くは『ラクナ梗塞』と呼ばれるタイプで、大きさは直径1〜1.5cmほど、脳の深い部分(大脳基底核・放線冠など)に起こりやすく、痛みやはっきりした麻痺が出にくいのが特徴です。
1つ1つは小さくても、積み重なることで脳の働きに影響が出てくることがあります。ある日突然悪化するというより、数ヶ月〜数年かけて少しずつ進行することが多く、「物忘れが増えた」「歩くスピードが遅くなった」といった変化が、「年齢のせいかな」「疲れているだけかな」と見逃されやすい点が特徴です。
また、ラクナ梗塞は安静時、特に睡眠中に起こることが多いとされており、「朝起きたら昨日より歩きづらい」といった形で変化に気づくこともあります。
歩き方に出やすい変化(小刻み歩行)
多発性脳梗塞の方によく見られる歩き方の変化に『小刻み歩行』があります。歩幅がとても小さく、膝があまり上がらず、前かがみ姿勢になりやすいのが特徴で、「すり足」「ちょこちょこ歩き」と表現されることもあります。
これは、動き出すタイミングや動きの大きさ、体重移動の調整を担う『大脳基底核』の働きに、ラクナ梗塞が影響することで、大きく動かす指令が出にくくなり、結果として「安全そうな小さな一歩」しか出せなくなると考えられています。
生活で気をつけたいこと(3つ)
①血圧を管理する
多発性脳梗塞の危険因子の一つとして、慢性的な高血圧が挙げられています。高血圧が続くと細い血管が傷つき、狭くなり、血流が悪くなることで、脳の奥深い細い血管が詰まりやすくなります。日々の血圧を記録し、主治医の指示に沿って管理を続けることが、進行を防ぐうえで大切な土台になります。
②生活習慣を見直す
糖尿病・心疾患・脳卒中の家族歴・生活習慣の乱れが重なると、リスクはさらに高くなると言われています。食事・運動・睡眠など、無理なく続けられる範囲から見直していくことが勧められます。
③歩き方や動きの小さな変化を記録する
「なんとなく歩きにくい」「昨日より疲れやすい」といった小さな違和感は、我慢せずメモしておきましょう。変化の記録は、医療機関やリハビリ専門職に相談する際の大切な手がかりになります。
今日からできること
①朝の状態をチェックする習慣をつける
ラクナ梗塞は睡眠中に起こることがあるため、朝起きたときの歩きやすさや体の動かしやすさを、意識して確認してみましょう。
②気になる変化はすぐ書き留める
「気のせいかな」と流さず、いつ・どんな変化があったかをメモしておくことで、受診やリハビリ相談の際に状況を正確に伝えられます。
ご家族ができること
多発性脳梗塞は本人が変化に気づきにくいだけでなく、周囲から見ても「年齢のせい」と見過ごされやすい状態です。
歩き方や動作のスピードなど、日々の小さな変化にご家族が気づいてあげること が、早期の相談につながる大切なサポートになります。「最近、歩幅が小さくなった気がする」といった気づきがあれば、遠慮せず本人や医療機関に伝えてみてください。
相談の目安
「最近なんとなく歩きにくい」「動きがぎこちない気がする」という感覚は、決して間違いではありません。気になる症状があれば、まずは医療機関にご相談ください。そのうえで、歩行や動きに不安がある場合は、リハビリ専門職への相談もあわせて検討してみましょう。
マヒリハでは、日本理学療法士協会が認定する「認定理学療法士(脳卒中)」(全国の理学療法士登録者の約1.4%※)が監修したプログラムをもとに、歩き方の状態を丁寧に評価するところから始めます。
※出典:日本理学療法士協会「認定・専門理学療法士制度」登録者数に基づく統計(時点要確認)
まとめ|気づきにくいからこそ、小さな変化を大切に
多発性脳梗塞は、気づきにくく、ゆっくり進行しながら、脳に影響を与えることがあると考えられています。
血圧管理、生活習慣の見直し、そして歩き方や動きの「小さな変化」に気づくこと。この3つが、何より大切になります。
よくある質問
Q. 多発性脳梗塞は自覚症状がなくても進行しますか?
A. はっきりした自覚症状がないまま進行することがあります。定期的な健康診断や、気になる変化があれば早めの受診をおすすめします。
Q. 血圧管理以外に気をつけることはありますか?
A. 糖尿病や生活習慣の乱れなども関わると言われています。主治医と相談しながら、無理のない範囲で生活習慣を整えることが勧められます。
Q. 小刻み歩行に気づいたら、すぐリハビリを受けた方がいいですか?
A. まずは医療機関にご相談ください。そのうえで、歩行の不安が続く場合は、リハビリ専門職への相談もあわせて検討してみてください。
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歩き方の変化について気になる方は、まずはお気軽にご相談ください。
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