【認定理学療法士監修】脳梗塞のマヒへのリハビリ方法2選
脳梗塞や脳出血(以下、脳卒中と呼びます)になるとマヒの影響で体が動かしにくくなります。
本日はそのメカニズムとそれに対する理学療法についてまとめていきます!
よろしくお願いいたします!
脳卒中による麻痺の発症メカニズム
脳卒中後に麻痺が発生する主な原因は、『脳出血や脳梗塞による神経細胞の損傷』です。これにより、脳からの運動指令が伝達されず、運動麻痺が引き起こされます。
- 脳出血による圧迫:脳出血では脳の神経細胞が出血によって圧迫され、機能が損なわれます。
- 脳梗塞による栄養不足:脳梗塞では脳の血管が詰まることで神経細胞に栄養が行き届かなくなります。
以上のことが頭の中で起こり、運動を司る機能が損なわれてしまいます。
麻痺による身体の問題
脳卒中後の麻痺には、筋肉の問題や感覚の問題などさまざまな身体的な問題が生じます。
- 筋肉の問題:麻痺によって手足の筋緊張が高まったり、下がり過ぎてしまったりと変化します。高まり過ぎてしまうと動かせず、関節が長期間同じ状態にあることで、拘縮(動かさないことtにより固まってしまうこと)が起こることもあります。
- 感覚の問題:麻痺によって感覚低下が生じ、座ったり立ったり歩いたりする際にバランスを崩しやすくなります。また、温痛覚なども障害されることもあり、骨折ややけどの発見が遅れてしまうこともあります。
理学療法士による麻痺へのアプローチ方法2選
麻痺に対するリハビリには、理学療法士が個別のプログラムを組み立てます。大きく分けると2種類に分かれます。
- 運動療法:麻痺の部位や程度に応じて、身体機能の回復を促進するための運動プログラムを実施します。
- 物理療法:温熱や電気刺激などの物理エネルギーを用いて、血流促進や筋緊張の改善を図ります。
これらの上記の二つからさらに枝分かれしていきます。
そこまで含めると、エビデンスがあるものから無いものまでさらに多くの種類に分かれていきます。
リハビリの重要性と課題
リハビリテーションは多くの時間と努力が必要です。また、物理療法や神経科学には未解明な点も多くあり今後は再生医療の研究なども期待されています。
特に退院後のリハビリは、神経の自然回復によるお体の改善が見込めにくくなります。
そのため、入院中以上にお体の状態に合わせたリハビリが必要となります。
それに反して退院後のリハビリでは、『介護保険による多くの方に一様なリハビリを行う』ようになってしまいます。
退院後のリハビリは重要である一方、『質・量ともに不足している』のがリハビリの課題となっています。
まとめ
脳卒中による麻痺は神経細胞の損傷から起こり、運動指令の伝達が阻害されます。
麻痺により筋肉の問題や感覚の障害が生じ、理学療法士は運動療法や物理療法を用いて個別のリハビリプログラムを立てます。
お体の改善にリハビリの重要性は高く、特に退院後のリハビリには質・量の向上が課題となっています。
当院ではそういった方向けに保険外での自費リハビリでリハビリをサポートしております。
退院後のリハビリの一つの選択肢として『自費リハビリ』を検討するのはいかがでしょうか?
ブログ監修者
脳梗塞Labo マヒリハ 柏の葉店店長 原田 涼平理学療法士 認定理学療法士(脳卒中)
脳梗塞Laboマヒリハ柏の葉店店長の原田です。地域でお困りになっている方や不安を感じている方を一人でも多く救えるよう、保険外だからこそできる量と質を担保したリハビリを行っております。リハビリをご希望の方はお気軽にご連絡ください。
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