脳卒中の方から、起き上がる際に苦労するという話をよく聞きます。
また、起き上がる際に腰が痛くなってしまう方や、中々スムーズに起きれないという方も多いです。
そこで今回は、「起き上がり」について解説していきます!!
ベッドからの起き上がり
健康な人であれば上体を起こすだけで起き上がることが可能です。
しかし、脳卒中などの後遺症がある場合や何らかのケガをしている場合にはなかなか起き上がれないこともあります。
起き上がりの方法
①非麻痺側を下にした状態で横向きになる
②足をベッドから降ろす
③身体を丸めるようにしながら非麻痺側の腕でベッドを押して上体を起こす
④ベッドの端に座る
床からの起き上がり
床に布団を敷いているという方も少なくありません。
またもし転倒してしまった場合は床からも起き上がれないと立ち上がりに繋げられませんので、普段はベッドで寝ているという方も床からの起き上がり方法については確認しておきましょう。
床からの起き上がりの方法
①非麻痺側を下にして横になる
②非麻痺側の肘で体を支える
③非麻痺側の手を床につき状態を持ち上げる
④足を投げ出した状態(長坐位)の姿勢になる
※2、3をする際には体を丸めるようにしながら行うようにしましょう
起き上がりトレーニングのポイント!!
起き上がりに必要な動作として床からでもベッドからでも共通しているのは 「腕でベッド(床)を押して起き上がる」 というポイントです。
横向きになる、横向きから肘で体を支える⇒手で体を支える⇒起き上がるの順番に体の位置を微妙に変えながら起き上がっていく必要があります。
力を入れるタイミングや身体を丸めるタイミング、姿勢を変えながら後ろや前に倒れないようにするバランスが必要になります。
ポイントとしては、
・腕の力
・身体を丸める(お腹を見てお腹に力をいれる)
・横向きの状態でバランスをとる
を意識して行うようにしましょう。