【脳卒中リハビリ!!】歩行のときに意識すること

ブログ監修者

脳梗塞Labo マヒリハ 柏の葉店店長 原田 涼平理学療法士 認定理学療法士(脳卒中)

脳梗塞Laboマヒリハ柏の葉店店長の原田です。地域でお困りになっている方や不安を感じている方を一人でも多く救えるよう、保険外だからこそできる量と質を担保したリハビリを行っております。リハビリをご希望の方はお気軽にご連絡ください。

こんにちは!

マヒリハの佐藤です🌞

リハビリの中で「どのような“意識”で歩けばいいですか?」と質問を受けることがあります!

「何を、どうしたいか」によって返答は異なりますが、必要な“意識”と不必要な“意識”を分別して、取捨選択していきくことが大切です!

そこで今回は、歩行中に意識することの大切さを解説していきます!

“意識“とは?

みなさんは、「背中曲がっているよ!」、「猫背!」など言われることはありますか?

また、周りから声をかけられた際には、背筋が伸びますが、すぐに元の姿勢へと戻ってしまいます。

このことから、私は、「自らを意識的に制限する行動はそれほど長く続かないのだな」ということです。

これは、前述した質問の「歩く」という日常生活動作にも当てはまるかと思います。

・トイレに行きたくなったから、トイレまで歩く

・喉が渇いたから、冷蔵庫まで歩いていき、飲み物を手にする

上記のように、「歩く」という動作が限定して行われるのは、リハビリ時間特有のことだと言えます。

そのため、退院後に「リハビリでこのように言われたので、○○を意識しています!」と仰られる利用者様が多いように感じます。

しかし、実際には生活内では無意識に行っている動作が多く、それが要因となって転倒に至ってしまうケースもみられます。

逆に、歩行を意識しすぎるあまり、自由度を失ってしまい、「歩くのに時間が掛かってトイレに間に合うか心配でした」といった声もあり、“意識”がどこまで必要か悩むケースも多いのではないでしょうか。

“常に一定の意識”というのは原則存在しない

これは感覚面に大きな問題を抱えている方など一部例外となりますが、身体の状況や生活スタイルは日々変化しており、入院中に指導を受けた内容が退院後には変化してくることは十分にあり得ます。

また、入院中のリハビリ室にて「踵から着きましょう!」といった声掛けを耳にした方は多いのではないでしょうか。

この“意識付け”には、運動学的にも踵から着くことのメリットが数多く存在する背景があるからだと捉えております。

ただ、この言葉の本質を誤って理解すると、常に「踵から着かなければいけない」といった偏った思考が生まれてしまいます。

その理解の修正を含めて理学療法士の役割となるのですが、急性期・回復期といった期別に担当が変更するなど利用者様にとっては混乱を生みやすいシステムになっている背景もあります。

そこで、当施設では完全マンツーマンにてこれまでの背景を考慮した関わり合いを徹底しております。
ぜひとも、あなたのお悩みをお聞かせくださいませ!

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