脳卒中リハビリ!!眼球運動とリハビリの関係性
こんにちは!
マヒリハの佐藤です🌞
脳卒中の後遺症で目が見えにくくなったり、周囲へ気を配ることが難しくなってしまったという話をよく耳にします。
そこで今回は、眼球運動の機能と視覚について解説していきます!
眼球運動とリハビリ
リハビリする中で様々な感覚へアプローチしますが、目で物を人を、景色は常に見ています。
その視覚情報が上手く処理されないと、手足、体の動きを阻害する要因にもなります。
目の役割とは
「見る」と眼球の動きの2つが最大の役割です。
「見る」という行為の中で、色、形、奥行きなど様々な情報を取り入れ、脳で処理していきます。
また、体の傾きも目の情報から取り入れています。
さらに、見て脳へ視覚情報を取り入れる、そして情報をもとに見ているものが何であるか、距離感などを処理します。
見ているものは何かというのは、高次脳機能で視覚情報と記憶などを照らし合わせていきます。
また、距離感は自分からどの程度の距離にあるのかを判断し、手を伸ばすなら関節をどのくらい動かせば届くのか動きにも関与します。
眼球の動きは文字を読む、何かを目で追う、歩くなどの際に重要で、スムーズな眼球運動は、より多くの情報をキャッチしてくれます。
スムーズは眼球運動とは、左右・上下などに動かせる幅と動かす速度で、速度は早ければ早いほど情報処理を高めてくれます。
2.目の動きは体の動きに影響する
目の動きには前庭動眼反射というものがあります。
例えば、今見ている携帯かパソコンの画面は顔を左右どちらかに回して見続けることができます。
このように見ているものを中心に、頭と眼球が反対方向に動くことを前庭動眼反射といいます。
この機能が低下してしまうと、歩いている際に視点が合わない、見ている風景が揺れるなどから眩暈に繋がることもあります。
そしてこの前庭動眼反射で1番重要なのが、 前庭動眼反射→前庭頸反射→前庭脊髄反射という反射の流れがある という事です。
この反射の流れは、体軸の安定や体幹の周囲の体の硬さを軽減させるためには必須 です。
目~頭~背骨の動きへ繋げていくことで、座位や歩行などの体の安定、視線を自由にコントロールできるようになります。
また、この練習を左右に行うことで特に体幹の硬さを軽減することができ、先ほどの前庭動眼反射→前庭頸反射→前庭脊髄反射の流れが上手く機能しない際に強く生じます。
まとめ
体の硬さがなかなか軽減しない、首が動きづらい、半盲や注意障害などの症状は目からの影響をうけている可能性があります。
リハビリが進まない、変化しないと感じている方は一度、眼球運動の評価なども療法士の方にお願いするといいかと思います。
なにかお困りなことがありましたら、マヒリハまでご相談ください!
ブログ監修者
脳梗塞Labo マヒリハ 柏の葉店店長 原田 涼平理学療法士 認定理学療法士(脳卒中)
脳梗塞Laboマヒリハ柏の葉店店長の原田です。地域でお困りになっている方や不安を感じている方を一人でも多く救えるよう、保険外だからこそできる量と質を担保したリハビリを行っております。リハビリをご希望の方はお気軽にご連絡ください。
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