【認定理学療法士監修】見逃していませんか?“尿”が教えてくれる脳梗塞リスクのサイン
ブログ監修者

脳梗塞Labo マヒリハ 柏の葉店店長 原田 涼平理学療法士 認定理学療法士(脳卒中)
脳梗塞Laboマヒリハ柏の葉店店長の原田です。地域でお困りになっている方や不安を感じている方を一人でも多く救えるよう、保険外だからこそできる量と質を担保したリハビリを行っております。リハビリをご希望の方はお気軽にご連絡ください。
見逃していませんか?“尿”が教えてくれる脳梗塞リスクのサイン
こんにちは!マヒリハの岡田です☺️
突然ですが――
「最近トイレが近い気がする」
「尿の色が濃い」
「夜、何度もトイレに起きる」
こんな“尿トラブル”に、心当たりはありませんか?
じつはこの“尿の変化”、
脳梗塞やそのリスクと深い関係があることをご存じでしょうか?
今回は、「尿と脳梗塞の関係」をテーマに、
毎日の生活で気をつけたいポイントや、セルフチェック方法についてお伝えしていきます💡
🔍「尿」が語る、あなたのカラダの今
私たちは、血液から不要なものをろ過して、尿として体外に排出しています。
つまり、尿は“体の健康状態を映す鏡”ともいえる存在なんです。
尿の変化は、
・脱水
・高血圧
・腎機能の低下
・ホルモンバランスの乱れ
など、さまざまな体の異変を知らせてくれます。
そしてこれらは、すべて脳梗塞のリスク要因にもつながっています。
💧「脱水」と「濃い尿」から始まる脳梗塞リスク
特に、夏場や梅雨明けの時期は要注意!
脱水になると、体内の水分が不足し、血液がドロドロになります。
その結果…
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血栓(血の塊)ができやすくなる
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脳の血管が詰まりやすくなる
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脳梗塞のリスクが急上昇!
朝起きたとき、尿が濃い黄色であったり、
日中に尿の回数が極端に少ない場合は、すでに脱水が始まっているサインかもしれません。
🔸ワンポイントアドバイス
起床時・外出前・入浴前後・就寝前など、こまめな水分補給を忘れずに!
(※コーヒーやお茶は利尿作用があるため、水や麦茶が◎)
⏱️「頻尿」や「夜間尿」と脳卒中
脳卒中のリスク因子に、実は「過活動膀胱(頻尿)」があります。
頻繁な排尿や、夜間に何度もトイレで目覚める人は…
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睡眠の質が低下
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血圧が上昇しやすい
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心臓・脳の負担が増加
この悪循環が、脳の血管に影響を及ぼすと考えられています。
とくに「70代以降の男性・女性」で夜間の排尿が2回以上ある場合、
心血管イベントのリスクが約2倍になるという報告もあります。
🧠「脳梗塞後」の尿トラブルも意外と多い!
脳梗塞や脳出血を経験された方では、排尿障害がよく見られます。
たとえば…
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尿意がわかりにくい(感覚鈍麻)
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トイレに間に合わない(切迫性尿失禁)
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膀胱に尿が残る(残尿)
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排尿が出にくい(排尿遅延)
これは、脳が尿のコントロール機能をうまく指令できなくなるためです。
そのため、脳卒中リハビリの現場でも、排尿機能の評価・訓練が重要なテーマとなっています。
🛡️ 尿と向き合う、今日からできる5つの対策
①「水分は足りている?」を意識する
コップ1杯の水を、こまめに・意識的に摂ることが大切です。
②「尿の色・におい・回数」に注目
濃い・におう・少ない は、体の黄色信号。
③「夜間の排尿」が多いなら、夕方以降の水分調整を
寝る前2時間の水分摂取量を見直すと◎。
④「頻尿・尿もれ」が続くなら専門家に相談を
泌尿器科・神経内科・リハビリスタッフに相談を!
⑤「排泄リハビリ」も積極的に
排泄パターンの記録・骨盤底筋トレーニングなどで改善が見込めます。
☘️ まとめ|尿の変化に気づく人は、自分の命を守れる人
「おしっこ」は、毎日のことだからこそ、
つい見落とされがちな“健康のサイン”です。
でも、ちょっとした気づきが、大きな病気の予防に直結することもあります。
パーキンソン病や脳梗塞の方の便秘・排尿トラブルは、“病気の一部”としてごく自然なことです。
どうか一人で悩まず、「相談する勇気」を持ってくださいね☺️
あなたの今日が、明日の安心につながりますように🍀
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