【日常生活ではどうする?】パーキンソン病患者さんが気をつけること
千葉県柏市のリハビリ施設「脳梗塞Laboマヒリハ柏の葉店」です。こちらのページでは、パーキンソン病のリハビリに関して「パーキンソン病の生活での注意点」というテーマでブログを執筆しています。
パーキンソン病の症状やリハビリについての情報はネットにも多くみられます。
一方で、パーキンソン病の日常生活についての注意点はあまりみられません。そこで今回は『日常生活での注意点』に絞って解説していきます。
日常生活での注意点
リハビリと日常生活を共存させる
パーキンソン病のリハビリは日常生活に組み込みやすい方法を選ぶことが重要です。たとえば、薬を飲む時間やリハビリのスケジュールを日常のルーティンに合わせてみましょう。
そして、『リハビリが生活の一部である』という考え方を持ちましょう。
積極的に運動を行う
パーキンソン病では筋肉が硬くなり、動きが鈍くなることがあります。
このため『運動習慣』が重要です。
例えば、散歩やストレッチ、軽いウェイトトレーニングなど、負担の少ない運動を毎日の習慣に取り入れることが大切です。
ポジティブに物事を捉える
パーキンソン病では精神的に落ち込むこともあります。進行性の疾患でありますが、進行を遅らせることはリハビリでも目指すことができます。自分の生き方を大切にし、『前向きな気持ち』を持ち続けましょう。
食事での注意点
便秘予防と水分補給
パーキンソン病では便秘になりやすいため、食事に『食物繊維が豊富な食べ物』を取り入れましょう。例えば野菜やきのこ、ヨーグルトなどを取り入れることがおすすめです。また、水分補給も大切です。水を飲むことで、便秘の予防につながります。
嚥下障害に対処
食事中に飲み込むことが難しい場合、一度に食べる量を少なくすることやゆっくりと食べることが重要です。また、液体の誤嚥を防ぐために、とろみをつけるなどの工夫も役立ちます。
快適な生活のための工夫
滑り止めなどの環境調整
生活スペースに手すりやすべり止めを取り付けることで、安心して生活できます。具体的には、トイレの周りや入浴場に手すりを取り付けることです。立ち上がる際や移動する際の支えとして使用しましょう。
また、浴室や床に滑り止めマットを敷くことで、滑りやすい場所での転倒を防ぎましょう。
歩行しやすい環境を整える
部屋の中を整理し、転倒のリスクがあるものを片付けることで、安全な環境を作りましょう。たとえば、敷物やコード類など、つまづきやすい物は片付けましょう。家具の配置や段差の解消も行うことで転倒やけがのリスクが軽減します。
ご家族のご理解を広める
ご家族やご友人にパーキンソン病について理解してもらうことで、サポートを受けやすくなります。具体的には、症状やリハビリ方法についての情報を共有し、パーキンソン病方が直面する問題を理解してもらいます。これによって、ご家族やご友人とのコミュニケーションが円滑になり、サポートを受けやすくなります。
コミュニケーションを大切にする
外部の人々との交流を通じて楽しみを共有し、ストレスを軽減しましょう。
具体的には、『地域のコミュニティ活動』や『趣味のグループに参加すること』で、新しい友人や共通の趣味を見つけることです。
また、ご家族やご友人との定期的な食事や会話を楽しむことも大切です。これによって、孤立感を減らし、心の健康を保つことができます。
まとめ
パーキンソン病は体の動かしやすさなどにつながり、転倒のリスクが高くなることが多いです。
一方で、さまざまな環境の工夫で転倒のリスクを下げることができます。
生活についてもマヒリハではアドバイスを行っていますので、お気軽にご相談くださいませ。
ブログ監修者
脳梗塞Labo マヒリハ 柏の葉店店長 原田 涼平理学療法士 認定理学療法士(脳卒中)
脳梗塞Laboマヒリハ柏の葉店店長の原田です。地域でお困りになっている方や不安を感じている方を一人でも多く救えるよう、保険外だからこそできる量と質を担保したリハビリを行っております。リハビリをご希望の方はお気軽にご連絡ください。
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