【認定理学療法士監修】脳梗塞後遺症と退院後のリハビリで重要なこと
こんにちは!
マヒリハの原田です!
本日は改めて脳梗塞や脳出血の後遺症と退院後のリハビリで重要なことというテーマでお伝えしていきます!
退院後のリハビリは入院中に行うリハビリとも少し変わります。
そんなことも含めて本日はお伝えできればと思います。
脳梗塞・脳出血の後遺症について
脳卒中(脳血管疾患)は、介護が必要になる原因として認知症に次いで多い病気です。
この病気にかかると、手足が動かしにくくなる麻痺や、言葉がうまく話せなくなる言語障害、食べ物を飲み込みにくくなる摂食嚥下障害、記憶や考える力が落ちる高次機能障害などが現れます。病気の影響で、今までできていたことができなくなり、悩んでいる方も多いでしょう。
特に、手足の麻痺は多くの脳卒中患者さんにとって大きな悩みです。
「リハビリを続けているけれど、手足の麻痺は治るのかな?思い通りに動くようになるのか?」と不安になるのは当然だと思います。麻痺の程度には個人差がありますが、軽い麻痺であれば、退院する頃にはほとんど目立たなくなり、以前の生活に戻ることもあります。
しかし、残念ながら、重い麻痺が残る場合などは、リハビリを続けても完全に元の生活に戻ることが難しいこともあります。
少しずつ回復を目指しながら、今できることを見つけていくことが大切です。
脳梗塞の期間などはこちらで解説しています!
後遺症は人によって異なる
脳梗塞の後遺症は人によって違いますが、多くの方が運動麻痺を経験し、日常生活にさまざまな支障をきたします。
例えば、
- スムーズに歩行することができない
- 手足が思ったように動かない
- 歩く時に足が引っかかる
- 着替えができるようになりたい
などがあります。また、身体の状態によっては、自宅の廊下に手すりをつけたり、車椅子用のスロープを設置する必要が出てくることもあります。
脳卒中を発症した後、病院では内科的・外科的な治療と同時に、すぐにリハビリが始まります。
ベッドで寝ていると筋肉が硬くなったり、関節が硬くなったり、心肺機能や体力が落ちてしまうからです。
リハビリを早く始めることで、体の機能を少しでも改善させることが重要です。
脳梗塞後遺症が改善する可能性
病気の発症後、早い段階でリハビリを始めると、手足の動きが改善する可能性があります。
脳には柔軟に変化する力(可塑性)があり、繰り返しの運動や学習によって、損傷していない神経がその機能を補うように変化してくれることもあります(全てを補ってくれるわけではありません)。
ただし、それには毎日の反復練習が必要で、リハビリ専門の病院でも積極的に行われています。元の状態に完全に戻ることは難しいかもしれませんが、繰り返しの練習で少しずつ麻痺の改善が期待できるのです。
退院後リハビリで重要なこと
しかし、ただ筋トレをしていては効率的ではありません。
むしろ体が悪くなってしまう可能性もあります。
それは、得意な筋肉ばかりが使われ、苦手な筋肉が使われないからです。
そうすると、得意な筋肉がどんどん強くなり、苦手な筋肉はどんどん弱くなってしまいます。
特に、退院後はその癖が強まっていく時期です。
早めに修正することが最も効率よくリハビリを進めていくことができます。
まとめ
脳卒中の後遺症はその方によって異なります。
そのため、これをやっておけばよくなるというリハビリはありません。
その方の状態によってどんなリハビリを行うかを変える必要があります。
一方で、そこまでお体の状態を見れる理学療法士や作業療法士は多くありません。
当院では全国で1.4%の認定理学療法士がお体のチェックを行います。
まずは自分の状態を知るところがリハビリの第一歩です。
自分のお体にあったリハビリを知りたいという方はお気軽にご相談ください!
ブログ監修者
脳梗塞Labo マヒリハ 柏の葉店店長 原田 涼平理学療法士 認定理学療法士(脳卒中)
脳梗塞Laboマヒリハ柏の葉店店長の原田です。地域でお困りになっている方や不安を感じている方を一人でも多く救えるよう、保険外だからこそできる量と質を担保したリハビリを行っております。リハビリをご希望の方はお気軽にご連絡ください。
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