【認定理学療法士監修】タバコと脳卒中〜一本の煙が血管を傷つける、その先にある未来〜
ブログ監修者

脳梗塞Labo マヒリハ 柏の葉店店長 原田 涼平理学療法士 認定理学療法士(脳卒中)
脳梗塞Laboマヒリハ柏の葉店店長の原田です。地域でお困りになっている方や不安を感じている方を一人でも多く救えるよう、保険外だからこそできる量と質を担保したリハビリを行っております。リハビリをご希望の方はお気軽にご連絡ください。
🚬 タバコと脳卒中〜一本の煙が血管を傷つける、その先にある未来〜
こんにちは、マヒリハの岡田です。
今日は、「タバコと脳卒中」という、生活習慣と脳の病気の密接な関係についてお話しします。
✔️ タバコと脳卒中の関係って?
タバコの煙には、ニコチンや一酸化炭素、そして数千種類もの化学物質が含まれています。
これらは、血管の壁をじわじわ傷つけ、動脈硬化を進めます。
動脈硬化が進むと…
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血管の内側が狭くなる(詰まりやすくなる)
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血管が硬く、もろくなる(破れやすくなる)
この変化が、脳卒中(脳梗塞・脳出血・くも膜下出血)の土台になります。
✔️ タバコが引き起こす脳卒中のメカニズム
① 脳梗塞
→ 血管が動脈硬化で狭くなり、血栓が詰まる。
例)「急に片腕が動かない」「言葉が出ない」
② 脳出血
→ 硬くなった血管が、高血圧などの刺激で破れる。
例)「急な頭痛と意識低下」
③ くも膜下出血
→ 特に喫煙は若年層のくも膜下出血の大きな原因。
例)「今までで一番の頭痛!」という突然の痛み。
✔️ 数字で見る危険性
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喫煙者は、非喫煙者に比べて脳卒中リスクが約1.5〜2倍
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くも膜下出血では、その差はさらに大きい
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禁煙後、2〜5年でリスクは大幅減少
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10年禁煙すれば、リスクはほぼ非喫煙者と同じ水準に
✔️ 禁煙は「血管の若返りリハビリ」
タバコをやめると…
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数日で血中の一酸化炭素が低下し、酸素運搬力が改善
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数週間で血液が固まりにくくなる
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数年で血管の炎症が落ち着き、動脈硬化の進行が遅くなる
まるで古い配管を少しずつ修理していくように、血管も回復の道をたどります。
✔️ リハビリと生活支援の視点
脳卒中後の回復には、運動・言語・認知のリハビリが欠かせませんが、「再発予防」も同じくらい重要です。
🔹 血圧・血糖・コレステロールの管理
🔹 禁煙サポート(ニコチンパッチ、カウンセリングなど)
🔹 家族や職場の協力体制づくり
✔️ さいごに
タバコは、脳卒中の「きっかけ」ではなく「仕掛け人」。
煙の中で育っているのは、リラックスではなく、血管の老化です。
今、この瞬間からでも遅くありません。
一本減らすことは、一本分の未来を取り戻すこと。
🧠 脳を守る生活習慣、一緒に作っていきましょう。
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