【認定理学療法士監修】冬の転倒に気をつけろ!! ~パーキンソン病と寒さの意外な関係~

ブログ監修者

脳梗塞Labo マヒリハ 柏の葉店店長 原田 涼平理学療法士 認定理学療法士(脳卒中)

脳梗塞Laboマヒリハ柏の葉店店長の原田です。地域でお困りになっている方や不安を感じている方を一人でも多く救えるよう、保険外だからこそできる量と質を担保したリハビリを行っております。リハビリをご希望の方はお気軽にご連絡ください。

❄️冬の転倒に気をつけろ!!

~パーキンソン病と寒さの意外な関係~

こんにちは!マヒリハ の原田です🌞

冬になると、利用者様からこんな声をよく聞きます。

「寒くなると体が固まって動きにくいのよね」
「朝は特に動き出すまでが大変…」

実は、こうした「冬のこわばり」や「動きにくさ」は、パーキンソン病の方にとってとても重要なサインなんです。
今回は、なぜ冬に転倒リスクが上がるのか? そして どうすれば防げるのか? を、マヒリハの視点で分かりやすくお伝えします!

🧠なぜ冬になると体が固まるのか?

ポイントは、自律神経 の働きです。

自律神経には「体温を一定に保つ」役割があります。
しかし、パーキンソン病ではこの機能がうまく働かず、寒さへの適応が難しくなります。

📉その結果…

  • 体温が下がりやすい

  • 筋肉が緊張しやすくなる

  • 動き出しに時間がかかる

つまり、寒い=体が防御反応で「力を入れすぎてしまう」状態になるのです。

💬マヒリハ豆知識

パーキンソン病の「すくみ足」や「姿勢の前傾」は、筋肉のこわばり+体温調整の難しさが重なって起きることもあります。

🔥体を温めるには“運動”が最強!

手っ取り早いのは「暖房で温めること」ですが、
根本的に“冷えにくい体”を作るには 筋肉を動かすこと が一番です💪

なぜなら…

🧩筋肉の働き

  • 筋肉は動く(収縮する)ときに 熱を生み出す

  • 筋肉量が多いほど、基礎代謝(=体の発熱力) が高くなる

つまり、運動 → 筋肉が増える → 代謝アップ → 冷えにくい体
という良い循環が生まれます。

📊 熱を生み出す割合

器官 熱産生への貢献度
筋肉 約40%〜50%
肝臓 約20%
約15%
その他 約15%

体を温める主役は、まさに“筋肉”なのです。

⚠️冬に気をつけたい2つの落とし穴

① 転倒リスク

寒さで筋肉がこわばり、反応が遅れます。
外出時や朝の動き出しは、まずストレッチ+深呼吸+小さな動きから始めましょう。

💡マヒリハおすすめウォームアップ

  • 肩回し × 10回

  • つま先上げ × 10回

  • 太もも軽く叩いて刺激

※座ったままでOKです!

② 隠れ脱水

冬は「汗をかかないから安心」と思いがちですが…
暖房や乾燥で、知らぬ間に水分が蒸発しています。

🚰対策ポイント

  • 起床後・運動後・入浴後に、コップ1杯の水

  • カフェイン飲料だけでなく、水か麦茶を中心に

💬マヒリハからのメッセージ

パーキンソン病の方は、冬になると「体のこわばり」「転倒リスク」「脱水リスク」が同時に高まります。
しかし、これは“防げる冬のトラブル”でもあります。

🔑ポイントは「動くこと」と「温めること」。

マヒリハでは、利用者様一人ひとりの状態に合わせたリハビリプログラムを提供しています。
「寒くて動けない」「最近転びそうで怖い」など、少しでも不安を感じたら、ぜひご相談ください。

☀️まとめ

✅ 冬は自律神経の影響で、体が固まりやすい
✅ 筋肉を動かすことで、体が温まり転倒を防げる
✅ 隠れ脱水にも注意
✅ 「動く・温める・続ける」が冬のリハビリの三原則!

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