【認定理学療法士監修】実は脳梗塞だった!?無症状で迫るかくれ脳梗塞の正体

ブログ監修者

脳梗塞Labo マヒリハ 柏の葉店店長 原田 涼平理学療法士 認定理学療法士(脳卒中)

脳梗塞Laboマヒリハ柏の葉店店長の原田です。地域でお困りになっている方や不安を感じている方を一人でも多く救えるよう、保険外だからこそできる量と質を担保したリハビリを行っております。リハビリをご希望の方はお気軽にご連絡ください。

実は脳梗塞だった!?無症状で迫るかくれ脳梗塞の正体

こんにちは!マヒリハの原田です🌞

最近、「健康診断で“かくれ脳梗塞”があると言われたんですが、治療しなくて大丈夫ですか?」というご相談を受けました。

この“かくれ脳梗塞”という言葉、実は医学的な正式名称ではありません。
多くの場合は 無症候性脳梗塞(むしょうこうせいのうこうそく) のことを指しています。

症状がないからといって放っておいていいわけではなく、“脳からのサイン”を見逃さないことが大切です。
今回はその無症候性脳梗塞について、わかりやすくお話ししていきます💡

🧠 無症候性脳梗塞とは?

無症候性脳梗塞とは、自覚症状がないまま、脳の一部で血流が途絶え、小さな梗塞が起こっている状態をいいます。

多くは脳の深い部分(白質)にある細い血管が詰まって生じます。
その主な原因は 高血圧

さらに以下のような生活習慣や病気も関係しています👇

  • 多量の飲酒・喫煙

  • メタボリック症候群

  • 慢性腎臓病

  • 糖尿病

  • 心房細動(不整脈の一種)

これらはいずれも、血管に負担をかける“血管リスク”と呼ばれます。
つまり、「無症候性脳梗塞=脳や血管の老化サイン」とも言えるのです。

💊 治療は必要?薬は飲むの?

「血栓を防ぐ薬を飲めばいいんじゃないの?」
そう思う方も多いのですが、注意が必要です。

実は、無症候性脳梗塞に対して抗血栓薬(血液をサラサラにする薬)を投与しても、予防効果は証明されていません。
むしろ出血性脳卒中(脳出血など)のリスクが上がる場合もあります。

ですので、安易な薬の使用は推奨されていません。

ただし、以下のようなケースでは“慎重に検討”されます👇

① 頚動脈や頭蓋内動脈に強い狭窄がある
② 心房細動など心臓から血栓が飛ぶリスクがある
③ 無症候性脳梗塞が多発している
④ 白質病変(脳の老化変化)が強い

このような場合は、専門医による精密検査と判断が必須です。

🧩 診断のポイント

「かくれ脳梗塞」と言われたとき、まず確認してほしいのは次の3つです👇

1️⃣ 神経症状(麻痺・しびれなど)が出ていないか
2️⃣ 一時的に手が動かない・言葉が出ない(TIA)がなかったか
3️⃣ MRI検査での画像所見(T1/T2/FLAIR)を複合的に判断してもらったか

これらをもとに、脳神経内科・脳神経外科の専門医に相談されるのが確実です。

選択肢の一つに自費リハを検討してみてはいかがでしょうか

🩺 マヒリハからのアドバイス

無症候性脳梗塞があるということは、
「今すぐ症状は出ていないけれど、将来的に脳卒中を起こすリスクが高い」という意味でもあります。

だからこそ、
✅ 血圧・血糖・体重のコントロール
✅ 規則正しい生活・適度な運動
✅ 禁煙・節酒
これらが何よりの“再発予防”です。

マヒリハでは、医学的な管理だけでなく、
運動面からの血管ケア(有酸素運動・体幹安定・バランス訓練)を中心にサポートしています。

まとめ 🌿

✔️ 無症候性脳梗塞は“症状がない脳梗塞”
✔️ 高血圧や生活習慣病の管理が最も大切
✔️ 抗血栓薬は自己判断で始めない
✔️ 不安があるときは脳神経内科・外科へ相談を
✔️ 再発予防のために「動くリハビリ」も効果的

「健康診断で“かくれ脳梗塞”と言われて心配…」
そんな方こそ、マヒリハにご相談ください。

私たちは、医学 × リハビリ × 生活支援の視点から、
“今”できる最善策を一緒に考えます。

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