【認定理学療法士監修】脱水と脳梗塞の意外な関係

ブログ監修者

脳梗塞Labo マヒリハ 柏の葉店店長 原田 涼平理学療法士 認定理学療法士(脳卒中)

脳梗塞Laboマヒリハ柏の葉店店長の原田です。地域でお困りになっている方や不安を感じている方を一人でも多く救えるよう、保険外だからこそできる量と質を担保したリハビリを行っております。リハビリをご希望の方はお気軽にご連絡ください。

【梅雨〜夏は要注意】知らないと怖い!脱水と脳梗塞の意外な関係

こんにちは!マヒリハの岡田です。

「梅雨から夏にかけて、脳梗塞が増えるって聞いたけど…なんで?」
「暑くもないのに、なんで脱水になるの?」

そんな疑問をお持ちの方、けっこう多いんです。

実はこの季節、気づかぬうちに体の中で水不足が起こり、血がドロドロになってしまうことがあります。そしてそれが、脳梗塞を引き起こす引き金になってしまうのです。

今回は、梅雨から夏にかけての「脱水症と脳梗塞のつながり」について、わかりやすく、そして実践しやすい予防法までご紹介していきます。

注意点

脳梗塞とは?改めてチェック

脳梗塞とは、脳の血管が詰まってしまう病気です。

血管が詰まると、その先の脳細胞に酸素や栄養が届かず、神経の働きがストップ
これが「半身の麻痺」や「ろれつが回らない」「意識がぼんやりする」といった症状につながります。

高血圧・糖尿病・脂質異常などがリスクとされていますが、実は「脱水」も見逃せない原因のひとつ。

脱水と脳梗塞、どうつながってるの?

私たちの体の約60%は水分でできています。
その水分が減ると、血液がドロドロになりやすくなります

そして、ドロドロ血液が流れるのは「血管」。
特に細い血管は、ちょっとした変化でも詰まりやすくなります。

脳の中の血管もそのひとつ。

つまり、「水分が足りない」=「血管が詰まりやすい」=「脳梗塞になりやすい」
という、非常にシンプルですが怖いメカニズムなんです。

梅雨〜夏は「隠れ脱水」に要注意!

「夏じゃなくて、梅雨の時期も危ないの?」
そう思ったあなた、それが盲点なんです。

湿度が高い=汗が乾かず、かいてることに気づかない
エアコンの効いた室内で、のどの渇きを感じにくい
雨で運動量が減り、体がだるくて水分をとり忘れる

この時期、“自覚なき脱水”=隠れ脱水が起こりやすくなるんです。

「そんなに汗かいてないのに、頭が重い」「なんとなくだるい」「トイレの回数が減った」
それ、すでに脱水のサインかもしれません。

脱水による脳梗塞が起こりやすいタイミングは?

とくに危ない時間帯は、朝方

睡眠中は汗をかいていますが、水を飲まずに起きると、8時間以上水分が入っていない状態になっています。
この時点で「脱水気味」、そして「血液ドロドロ」。
ここで急に動き出すと、血圧の変動により血管が詰まるリスクが一気に上がります

さらに注意が必要なのが…

  • お風呂上がり(大量の汗)

  • 高齢者の方(のどの渇きを感じにくい)

  • 利尿薬を使っている方(尿で水分が出すぎる)

これらに当てはまる方は、意識的な対策が必要です。

今すぐできる!脱水×脳梗塞のセルフ予防法

朝起きたらコップ一杯の水(常温でOK)
こまめに水分補給(1回にたくさん飲むより、少しずつ)
トイレの色チェック:尿が濃い黄色なら脱水のサイン
食事から水分をとる:みそ汁、果物、ゼリーなども活用
汗かいたら必ず補給:30分に一度「水か麦茶」が理想

※糖尿病や腎機能が気になる方は、医師の指示に従ってください。

最後に|水を飲むことが“未来の自分”を守る

「脱水なんて自分には関係ない」
「喉が渇いてからで十分でしょ?」

…と思っていた過去の私に言いたい。
“気づいたときにはもう手遅れ”が、脱水の怖さです。

脳梗塞は、一度起きると取り返しがつかないこともあります。
でも、予防は意外なほど“簡単”で、“今すぐ”できる。

1杯の水が、あなたの今日と明日を守ります。
ぜひこの時期、「意識して水をとる習慣」を大切にしてくださいね。

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