こんにちは！

マヒリハの原田です！

本日は脳梗塞や脳出血（以下、脳卒中）の発症の要因の多くは生活習慣病です。

それを予防する方法は中々まとまった記事がないのが現状です。

そこで今回は脳卒中の再発予防について、最も危険性の高い高血圧と高脂血症についてお伝えしていきます！

脳卒中の原因

脳卒中は主に動脈硬化が原因です。動脈硬化は過食や塩分の取り過ぎ、運動不足などの生活習慣病から発生します。

特に 高血圧、糖尿病、高脂血症、喫煙 は四大危険因子として知られています。

これらの要因が重なると動脈硬化が進行します。そして、脳梗塞や脳出血などの原因となります。

動脈硬化を防ぐためには、『高血圧の予防や改善』が必要です。

高血圧とは

高血圧は脳卒中や心臓病などの循環器病の大きな危険因子です。

厚生労働省が策定した「日本人の食事摂取基準2020年版」では食塩摂取量として『男性7.5 g/日』、『女性6.5 g /日』。

また、高血圧及び慢性腎臓病の重症化予防を目的とした量として、『 6g /日未満』を目標にしています。

高血圧予防のポイント

高血圧の予防には、次のようなポイントがあります。

1. 減塩：高血圧の人は1日6g未満を目標にします。調味料や加工食品の摂取を控えましょう。
2. 腹八分目で肥満解消：肥満は高血圧の原因です。体重を減らすことで高血圧が改善されることがあります。
3. 野菜や果物、豆製品を毎日：野菜や海藻はカリウムが豊富で血圧を下げる作用があります。
4. 魚を多く食べる：サンマやイワシなどの魚は、血圧を下げるEPAやDHAが豊富です。肉より魚を選びましょう。
5. 牛乳は1日1杯：カルシウムやマグネシウムが血圧を下げる効果があります。
6. 禁酒、節酒：アルコールを控えることで血圧が下がります。
7. 禁煙：タバコは動脈硬化を進め、血圧を上げます。

皆さんの健康を守るために、これらのポイントをぜひ実践してみてください。

高脂血症とは

高脂血症は血液中のコレステロールや中性脂肪が正常より多い状態です。

これらの脂質が血管の壁にたまり、『動脈硬化』を引き起こします。

また、原因は遺伝的な体質や肥満、食べすぎ、運動不足、長期の飲酒などが言われています。

特に女性は更年期にコレステロール値が上がりやすいため、注意が必要です。

高脂血症予防のポイント

高脂血症の予防には、次のようなポイントがあります。

1. 腹八分目：食べすぎには注意し、適正な体重を維持しましょう。
2. 肉より魚・大豆製品を：魚には不飽和脂肪酸が多く、コレステロール値を下げる効果があります。大豆製品も血中脂質を改善します。
3. ビタミンE・C・カロチンを摂取：これらのビタミンはコレステロールの酸化を防ぎ、動脈硬化の進行を遅らせます。
4. コレステロールを多く含む食品を控える：1日のコレステロール摂取量を300mg以下に抑えましょう。
5. 食物繊維をしっかりと：食物繊維は胆汁酸と結びついて排泄されるため、コレステロールを減少させます。
6. アルコールやジュースに注意：アルコールや甘い飲み物は中性脂肪を増やします。
7. 禁煙：喫煙はHDLコレステロール（善玉コレステロール）を減少させ、動脈硬化を促進します。
8. 運動の習慣：運動はHDLコレステロールを増やす効果があります。

コレステロール参考値

最後に

脳卒中の最大の原因は高血圧です。

また、脳卒中以外の疾患も発症しやすくなる可能性もございます。

リハビリを行う前に、まずは再発しにくい体作りから始めていくことが重要です！